書類選考が早いと不安になりますよね。
私も、書類選考から最終面接まで結果が早すぎる企業に入社しました。そこはブラックではなかったが、黒に近いグレーでした。
書類選考が早く、その企業の募集理由によっては、入社してからミスマッチが起こります。
なのでこの記事では、企業が人材を募集する理由を考え、本当にあなたにとっていい企業なのか見極めていきましょう!!
この記事の内容
- 書類選考が早い理由
- ブラック企業の見分け方
- 企業研究の仕方
では、深堀していきますね。
応募書類の作成にお困りの方は、転職エージェントが無料で添削してくれます。
添削してくれた書類を、別の転職エージェントに提出すれば、応募書類がもっと完璧になりますよ。
転職サービスを賢く使いたい方
転職エージェントに登録したい方
目次
そもそも書類選考の目的とは!?
企業は、あなたに応募資格があるのかを見極めるために書類選考をしています。
参照 : enミドル転職(採用担当者は応募書類のココを見る)
一般的な書類選考の期間は!?
リクルートエージェントさんが300社を対象にしたアンケートの結果を見てください。書類選考にかける期間は、3日以内に結果を出す企業が64%でした。
参照 : リクルートエージェント(転職の書類選考の期間はどのぐらい?)より筆者が作成
では、なぜ企業は早く結果を出すことがあるのか深掘りしていきましょう!!
【実体験】募集事項に書かれていない怪しい企業
書類選考が早いことよりも企業が求人を出してきた理由を、調べることが重要になります。
特に、人手不足での募集には注意してください。
- 従業員の休職や退職で人手不足
- 新規事業の立ち上げ
- 既存事業の増加
これらの企業のホンネを外部から知ることは難しいかもしれません。
しかし、このような視点で企業観察することは、面接での違和感に気づくことができるのです。
では、解説していきますね。
従業員の休職や退職で人手不足
人手不足の理由が、欠員の補充で求人募集をしてきた企業は注意が必要です。
なぜなら職場が不満で辞めていく職場は、採用コスト(求人の広告費、新人教育、面接にかける時間など)で利益が減り、従業員の待遇が一向に良くならないからです。
そもそも、職場に不満がなく辞める人がいなかったら、欠員の補充は必要のないことですよね。
しかし面接官は「ヤバい職場」という事実を隠そうとします。
面接とネットの情報でわかります。
私が以前務めた企業では、面接の時に以下の特徴がありました。
- 面接が適当で、応募者の話を聞いていない
- 面接官は人事の人だけで採用が決まる
- 研修制度や教育システムがないので、即戦力にこだわっている
この企業に応募したら、書類選考や面接がトントン拍子で進んで行きました。私は優秀ではないので面接まで進んだことに浮かれてしまい採用通知がきた時には「この会社は安心できる」と思い込んでいたのです。
少しの不安はバイアスで打ち消され、即入社。
しかし入社してみると、過去に採用された人たちは1~3ヶ月で退職してしまう、元自衛隊の体育会系の会社だったのです。
円満退社で退職され、企業が本当に必要な人材を欲しがっているのなら、社長や現場の人達が真剣に面接に対応します。
さらに優良企業は、教育にかける時間や資金に余裕があるので即戦力より人柄を重視します。
こんな当たり前のことに気づかなかっ他ので、私は失敗してしまいました。
そこで面接の前に、企業の情報を知ることができたら、ブラック企業を避けることができます。
例えば、
- その会社を退職した人の口コミを見る
- 社長や役員は書いた記事やツイッターを見る
- その企業のことを知っている人をSNSで探す
すでに試されているかと思いますが、調べるキーワードによって情報が違います。(キーワードによって記事を書いている人が違うから)
なので、思いつくキーワードは全て検索した方が、情報が正確になり企業分析にも役立ちます。
私も実体験を記事にしていますので、怪しいブラック企業の見分け方は下記のリンクから読んでみてくださいね。
新規事業の立ち上げ
一見、必要な人材になれると思われるかもしれませんが、新規事業での採用はリスクがあります。
その事業がいつまで続くかわらないし、新規事業立ち上げは必ず過酷な残業が待っています。
実際、私が正社員で採用された自動車のバッテリー事業は、6年で消滅。既存の社員は、遠方の事業所へ配属されたり退職していきました。
なので新規事業で採用された場合は、その事業の将来性を十分に考える必要があるのです。
既存事業の増加
既存事業の増加のための募集は「既存の従業員でなんとか対応できるけど、いい人がいたら採用したい」という企業側の思惑があります。
なので、少し余裕を持って採用を進めているので、書類選考の結果が早いことは考えにくい。
なので既存事業の増加による募集で、書類選考が早く通過した場合、疑問を持って面接に挑んだ方がいいでしょう。
書類選考が早すぎる5つの理由
基準を満たしている人には、全員面接をする
フィルターに通過すれば、
あとは面接で採用を決める企業が41%でした。
なので採用担当は、書類選考でチェックする項目が決められているので、判断が早くなります。
多くの企業が、なるべく全員と面接したいと思う理由は、
- 人柄は面接しないとわからない
- 話し方やコミュニケーションを見たい
- 応募者が少ないので面接する時間がたくさんある
採用基準を満たしていれば即日で、書類選考の通過の連絡がくるのです。
基準を満たしていれば誰でも面接するスタイルは、求める人物像がハッキリしていないとも言えます。
面接で採用されても、企業とミスマッチする可能性があるので、企業研究をやっておくことがポイントです。
企業研究のやり方は、下記の項目で説明していますので、最後まで読んでくださいね。
企業があなたに会ってみたいと思われた
企業研究をして企業が抱えている問題を解決してくれそうな人物と、自分が経験したことだけをPRしたい人。
どちらの人と会ってみたいと思いますか!?
もちろん前者ですよね。
そこで、企業研究のポイントは5つあります。
- 業界全体からみて応募企業は、どこの位置にいるのか
- 組織の規模
- 平均年齢と男女比率
- 苦戦している事業と利益が出ている事業
- 競合他社との比較
これらを研究することで、自分が企業に対してどれだけ貢献できるのかが明確になります。さらに企業研究をすることで、採用されてからも職場で活かすことができます。
応募が多く採用担当者のスキルが高い
優良企業や大企業になると、魅力的な求人になるので応募者が殺到します。
そこで採用担当者は、数秒で書類を見て判断します。
ダイヤモンドの原石を見つけている
特定の応募者がくるまで、書類選考を続けている企業。
採用に失敗した経験があり、採用データも蓄積されています。
ここで書類選考を通過したあなたは、喉から手が出るほどの人材なので面接結果も即採用通知がくるはずです。
現場責任者が採用担当
中小企業やアルバイトの面接では、よくあることですね。
現場で採用も任されている職場は、書類選考が本当に早いです。さらに応募者が少ない場合は、ほとんど即日に結果がきます。
書類選考が早すぎる会社に採用された場合
入社する決め手は何かを考える
参考までに、他の方の入社する決め手を見てみましょう。
下記の表は、約1,900人の学生を対象に「就職先の決め手」を調査した結果です。
【 就職先への決め手 】
参照 : 就職みらい研究所(就職プロセス調査2022年卒)より筆者が作成
実際に面接してみないと、会社の特徴は分かりません。
しかし、私みたいに応募する企業の情報を調べないで面接に挑むのは論外です。しっかり企業研究を行ったうえで面接に進みましょう。
上記でもお伝えしたように、書類選考が1日で結果がくる確率は24.6%です。自分の成長や応募する企業が自分に合っているのなら、入社を決めてもいいでしょう。
面接対策は下記の記事を参考にしてみてくださいね。
面接を繰り返すことで、志望意欲が高まってきたら注意が必要です。それは、単純接触効果で自分にバイアスがかかった状態で冷静な判断ができなくなっている可能性があるからです。
自分を客観視して失敗しない選択をしてくださいね。
入社すれば、上司と合わなかったり仕事がきつい時が必ずあります。ブログでは、仕事の悩みを解決する記事をたくさんご用意しておりますので、その時は参考にしてみてください。
怪しい場合は辞退も考える
応募して書類選考を通過したけど、面接を辞退したいことはよくあります。
- 仕事内容や希望する条件と合わなかった
- ネットやSNSで悪い評判を見た
- 志望度が低くて、気が引ける
実際に私も、希望する条件が合わないところを我慢していましたが、やっぱり自分の価値観を譲れなくて辞退したことがあります。
面接を断る時は、前日や面接の当日でなければメールでも大丈夫です。
面接の辞退メールの例を参考に企業にメールを送りましょう。
【 メールで辞退する時 】
株式会社 ○○ 人事部 佐藤様
○月○日に面接のお約束をしておりました〇〇と申します。
一身上の都合により、この度の選考を辞退させて頂きたく、ご連絡させて頂きました。貴重なお時間をさいて頂きまして、申し訳ありません。
辞退する理由は聞かれなければ「一身上の都合により」で大丈夫です。
面接には準備する時間が必要ですし、面接の当日は移動時間を含めると1日潰れます。志望度が低い企業への面接は、時間の無駄なので、早めに断って自分の貴重な時間を大切にしてくださいね。
早く落とされた場合
先日、ご応募いただいた企業の書類選考結果をお伝えさせていただき
ます。 大変恐れ入りますが、今回はご期待に添えない結果となりました。
私はこのメールが来るたびに、自己肯定感が下がりました。
即不採用の通知がきた場合の原因は以下の3点にあります。
- 応募書類の文字数が少ない
- 自分の強みが企業に伝わっていない
- 企業が求める人材とミスマッチ
- 企業の内部事情
それぞれ深堀していきますね。
応募書類の文字数が少ない
指定された文字数の8割が目安です。
足りないからといって無駄な情報や、文章が重複してしまうなら書かないほうがいいです。
逆に文字数をオーバーしてしまうと、ルールを守れない人だと思われるので気をつけてくださいね。
応募書類の作成にお困りの方は、転職エージェントが無料で添削してくれます。
添削してくれた書類を、別の転職エージェントに提出すれば、応募書類が完璧になりますよ。
転職サービスを賢く使いたい方
転職エージェントに登録したい方
自分の強みが企業に伝わっていない
自分が得意なこと、それを企業に活かすことができることに照準を合わせ、3つにまとめましょう。
自分が得意なことが分からない場合は、自己分析することをオススメします。自己分析をやることで、何気なくやっていることが他人より上手くできてしまうことを見つけることができます。
しかし自分では意識していないので、
まだ自分の強みに気づいていない可能性があるのです。
そこで、自分が客観的に何が得意なのか明確に分かるサービスがあります。
[出典 : リクナビNEXT HPより]
18種類ある項目から自分の強み5つを厳選してくれ、文章で画面に表示されます。これをそのまま自己PRに使えますので、是非活用しててみてください。
サービスを利用するには、リクナビに無料登録する必要があります。登録が完了したら、グッドポイント診断が無料でできるようになるので、是非試してみてくださいね!!
\ 自分の適職を探そう!! /
企業が求める人材とミスマッチ
例えば、
- 自分の力で営業成績を伸ばしてきました。(企業側 : チームで成績を残した人を採用したい)
- 大企業での実績をアピールした。(企業側 : 中小企業なので、大企業の実績は関係ない)
- 経営理念に感銘を受けた。(企業側 : 経営理念は消費者へのPR。社長の言葉に感銘を受けて欲しかった)
このように企業が求めている人材とミスマッチを起こすと、提出書類がどんな内容でも落ちてしまいます。
自分の今までやってきたことをPRしたいのは、分かります。私も取得した資格を全部書いて「これだけ資格があります」とPRしたこともありました。
しかし求めている資格は限られていたり、そもそも資格なんていらない企業も多いので、取得した資格を全て書く必要はなかったのです。
企業の内部事情
応募条件を満たしていて、履歴書や職務履歴書をしっかり書いているのに、企業の見えない事情で不採用になるケースになる場合もあります。
実際に起こった採用事例は、
- 体育会系のみ採用する
- 特定の年齢と特殊な経験がる人
- 面白い経歴がある人
こればかりは、運で決まるので落ち込まず次の求人に応募しましょう。
まとめ
いかがでしたか。
書類選考が早いからといって、ブラック企業であるわけではありません。
面接を繰り返したり、応募先の企業を入念に調べることで入社意欲が徐々に高まっていくものです。
みなさんが納得する就職ができるよう、心から応援しております。
最後まで読んでいただき、本当にありがとうございました。
転職サービスを賢く使いたい方
すぐに求人をチェックしたい方