このような疑問を解決したいと思います。
この記事の内容は、
記事内容
- 転職エージェントの賢い使い方
- 質の良い求人を紹介してもらうコツ
- 転職エージェントに関する6つの疑問
この記事を書いた私は、転職4回経験しました。
そして転職エージェントをフル活用し、自分に合った仕事を見つけた実体験をもとに、この記事を作成しております。
それでは深掘りしていきますね。
目次
転職エージェントと転職サイトの違い
転職活動するときの利用するサービスは、
- 転職エージェント
- 転職サイト
- ハローワーク
この3つに絞られるかと思います。
ハローワークについては、当記事ではオススメしていません。
(理由は、この記事の最後に記載しています)
今回は、転職サイトと転職エージェントの二つを比較していきましょう。
まずは、転職サイトから。
求職者が転職サイトの求人を見て、企業に直接応募するスタイルです。
転職サイトのメリットは、自分で求人を選ぶことができ、自由に転職活動ができることです。
一方、転職エージェントの仕組みは、
エージェントの担当者が求職者と面談を行い、求職者に合う求人を紹介してくれます。
そして企業から内定をもらうまで、様々なサポートを無料で行ってくれることがメリットになります。
わかりやすく一覧表で、比較してみましょう。
転職サービス | エージェント | サイト |
料金 | 無料 | 無料 |
求人数 | ◎ | ◯ |
応募方法 | 担当者からの紹介 | 自分で企業に直接応募 |
自己分析ツール | ◯ | ◯ |
応募書類の添削 | サポートあり | 自分で作成 |
面接対策 | サポートあり | 自分で対策 |
年収の交渉 | サポートあり | 自分で交渉 |
応募企業の情報 | ◎ | 自分で調べる |
このように転職エージェントは、無料で受けられるサービスがたくさんありますが、転職サイトは自分で行動することが多くなります。
なんで無料で利用できるの!?
応募者が転職した時、転職エージェントは企業から報酬を得る仕組みになっているからです。
そのため、
企業は「良い人材が欲しい」
エージェントは「求職者を転職させたい」
求職者は「良い企業に転職したい」
この3者が同じ共通目標を持つことで、転職成功がスピードアップするのです。
転職エージェントを利用した方がいい人
転職エージェントを利用すべき人
- 転職が初めてで、キャリアに迷っている方
- 履歴書、職務経歴書、面接に自信がない方
- 仕事が忙しくて、企業分析する時間がない方
このような人は、絶対転職エージェントを利用すべきです。
実際に私が転職エージェントを利用して良かった点は、面接対策をしてくれることや、企業情報をたくさん持っていることです。
反対に、転職サイトを利用した方がいい人は、
転職エージェントを利用すべき人
- 自分のペースで転職活動をしたい
- 自分がやりたい仕事が決まっている
転職エージェントの使い方とポイント
順番に解説していきますね。
登録
まずは、
無料の転職エージェントに登録します。
登録内容は以下の通りです。
登録内容
- プロフィール
- これまでの経歴
- 転職先に求めること
転職エージェントの担当者は、転職者のやりたい仕事が明確になっている方が求人を紹介しやすくなりますよね。
なので未経験でも、これまでの経験を活かした職種でも、なぜその仕事を希望しているのかを考えておく必要があります。
なので登録するなら、
大手の転職エージェントに登録しましょうね。
登録したメールアドレスから折り返し、転職エージェントから連絡がきますのでお待ちください。
面談(転職エージェント)
転職エージェントの面談に、気合を入れない人が多い。
転職エージェントの面談は重要です。
転職先を紹介してもらうのは、エージェントの担当者です。
なので担当者が「この人だったら、どこの企業に紹介しても問題ない」と思わせることが大切なのです。
まずは、話す内容より第一印象。
アメリカの心理学者のアルバート・メラビンが発表した法則によると、
言語(7%)、聴覚(38%)、視覚(55%)の3つの情報から人を判断すると言われています。
この法則を利用して、エージェントの面談は、清潔感のある服装で挑みましょう。
男性の場合は、
男性の服装
- ジャケット
- シャツ、無地のTシャツ
- チノパン、スラック
- 革靴
- 小物は、腕時計と革製のカバン
女性の場合は、
女性の服装
- ジャケットまたは、カーディガン
- ブラウス、カットソー
- スカート、パンツ
- ストッキング
- パンプス
- 小物は、腕時計と革製のカバン
転職エージェントの担当者に相談することは、自分の仕事の悩みを打ち明けることではありません。
その悩みや不満から、次の仕事はどんなことをしたいのかを、話すことがポイントです。
思い浮かばないのですが。
思い浮かばないのは、当然です。
転職するキッカケが仕事の不満からなので、将来のことが考えられませんよね。
なので時間をかけて、今までの経歴を振り返り、家族や友人に話してみてください。
アウトプットすることで、自分のやりたいことが整理できるし、友人には客観的なアドバイスがもらえるので一石二鳥ですよ。
転職エージェントの面談のポイントをまとめると、
ポイント
- 仕事の不満や自分の持っているスキルを整理する
- 次の職場で貢献できること、社会に役に立てることを考える
- 第一印象で、紹介される求人が多くなる
求人紹介
転職エージェントの担当者との面談が終わったら、求人が紹介されます。
紹介される求人は、非公開求人が多い。
なぜなら、誰でも応募可能にしてしまうと、優良企業に応募が殺到し書類選考が大変になるからです。
なので転職エージェントの担当者が、求職者の適正を見極めて非公開求人を紹介してくれるのです。
求人紹介に関する疑問は、たくさんあるので後で詳しく説明しています。
応募書類の添削
転職エージェントを利用する最大のメリットが、この応募書類の添削サービスです。
書類選考で受かりやすい書き方を無料で教えてくれるのです。
しかし、求人は早いもの勝ち。
なので受けたい企業1社に向けて、スピーディに質の良い応募書類を作成する必要があるのです。
そこで、複数の転職エージェントに登録しておくことで、解決することができます。
なぜなら、最初に添削してもらった応募書類を、別の転職エージェント会社に提出すれば、さらに添削してくれるからです。
この方法で、応募書類の精度が上がって面接まで選考が進む可能性も上がるのです。
書類作成が終わったら、エージェントの担当者が応募した企業に推薦状を送ります。
ここでポイントは、この作成した書類は1社限定にしてください。
なぜなら、使い回しされた履歴書を見た時、企業の採用担当は、魅力的な人物に見えないからです。
そして不採用のメールが山積みになると自己評価が下がります。
俺はダメなヤツだな。
と、転職を諦めてしまうのです。
Webで書類作成は便利になりましたが、紹介された求人はすべて、1クリックで応募できてしまいます。
反対に、時間をかけて1社ずつ応募書類を作成すれば、他の転職者との差別化になります。
応募企業が求める人材を分析し、
応募書類の作成を頑張ってください。
書類選考の結果は、
翌日から3日から1週間以内で結果がきます。
面接(応募企業)
書類選考が通過したら、いよいよ面接です。
企業との面接の日程調整は、転職エージェントが代行してくれます。
面接で一番重要なのが、
最初の第一印象から4分間です。
これは、アメリカの心理学者レナード・ズーニンが提唱した「初動4分間の法則」から説明ができます。
初動4分間の法則とは、
「最初の4分間が上手くいけば、終わりは何とかなる」ということです。
練習しないで面接に挑むのは、素人がプロに試合を挑むようなもの。
なので、転職エージェントの模擬面接を利用し練習してみましょう。
大手の転職エージェントは、企業が必要としている人材もある程度知っているので、絶好の練習の相手になりますよ。
面接対策は、別の記事で紹介していますので、参考にしてみてくださいね。
関連記事
内定
内定が決まったら、年収交渉や入社日の調整を転職エージェントに相談しましょう。
転職エージェントの担当者から、内定承諾をプッシュされることもあります。
しかし、焦って承諾していはいけません。面接や筆記試験を突破してきて勝ち取った内定なので、焦る気持ちはよくわかります。
ここでもう一度、
考えていただきたいことがあります。
転職が成功する条件として、前職の誇らしい経験を忘れ、新しい仕事をスポンジのように吸収できるかが重要です。
要するに、
自分を変化させる覚悟が持てるか。
少し不安な方は、新しい職場に馴染む方法もご紹介しておりますので、下記の記事を参考にしてみてくださいね。
転職エージェントから良い求人を紹介してもらう3つの条件
自分の情報をオープンに話す
次のやりたい仕事が明確に決まっていない場合、転職エージェントの担当者とオープンに話してください。
なぜなら、今の職場での不満や自分の趣味などをオープンに話すことで、得意なことが見つかることが多いからです。
それは、
研究結果からもデータが出ています。
転職相談のなかで自己開示の程度が深ければ深いほど、転職の動機が前向きになる傾向がある
参照 : KADOKAWA 中原淳, 小林祐児, パーソナル研究所『働くみんなの必修講義 転職学 人生が豊かになる科学的なキャリア行動とは』 2021年
エージェントの担当者に、自分の情報を深く相談することで、転職理由が前向きになると言うことです。
転職理由が前向きになることで、自分が仕事で実現したいことが明確になり、企業が必要とする人材に近づくことができるのです。
次の仕事を何も決めてない方は、転職したくない業界だけでも決めておくと、転職エージェントの面談がスムーズに進みますよ。
約束を守る
仕事をしながら転職活動をする方は、転職エージェントからの連絡を後回しにしてしまいます。
転職エージェントのやりとり
- 採用企業からの質問の回答
- 面接後の連絡
- 応募書類の提出
これらのやりとりには、提出期限が決められていますが、守らない人が多い。
求人を紹介人の立場になって考えると、提出期日を守る人の方が信頼できますよね。
仕事で忙しいと思いますが、将来の自分への投資ですので、頑張っていきましょう。
転職エージェントは複数登録する
複数登録する理由
- 各エージェントが独占している、非公開求人を紹介してもらえる
- 自分に合うキャリアアドバイザーが見つかる
- 専門知識のアドバイスや職務履歴書の書き方など、それぞれ特化している分野が違うので知識に偏りがなくなる。
実際に転職活動している人は、
複数登録している人が多い。
Biz Hits 転職エージェントを利用するメリット・デメリット
担当者がいまいちだと、自分の転職活動が長引きます。
そして長引いたストレスで、簡単に内定が出たブラック企業に入社してしまう可能性があるのです。
下記の記事を参考に、有能な担当者が多い転職エージェントに登録しましょう。
転職エージェントのよくあるQ&A
ここでエージェントに紹介される求人に関して、よくある6つの質問に答えていきます。
求人に関する質問
- 受かりやすい求人を紹介してくるのか
- 希望する求人が少ない
- 興味がない求人は応募しなくてもいいのか
- 個人情報は守られるのか
- 休職期間など正直に伝えた方がいいのか
- ハローワークとの違いは!?
受かりやすい求人を紹介してくる
自分の希望する仕事をしっかり伝えても、エージェント担当者の営業成績のために、受かりやすい求人を紹介してくることは事実です。
必ずいます。
むしろ、目先の成績のために受かりやすい求人を紹介してくる担当者は少数です。
なぜなら、その企業に転職できても短期で離職してしまうと、転職エージェント会社は企業からの報酬を返却するからです。
そしてエージェントの担当者は、社内と企業から仕事の評価が下がってしまうのです。
これ以外にも、
避けるべき担当者の特徴が3つあります。
メモ
- 連絡が遅い
- 知識、経験不足
- 転職経験がない人
このような特徴がある担当者は、ミスマッチな求人を紹介してきたり、企業へ転職者をプッシュすることが苦手です。
なので転職活動が長引く。
このような場合、担当者を代えてもらうか、別の転職エージェントに登録しましょう。
担当者によって紹介求人が違いますし、キャリアアドバイザーとの相性もあるので、転職エージェントは複数登録しておきましょうね。
希望する求人が少ない
転職アドバイザーの担当者が判断した市場価値と、自分の市場価値が合っていない可能性があります。
市場価値の不一致は、キャリアアップできるのに今の職場より価値が低い企業を選んでしまいます。
反対に、希望する企業より自分の市場価値が低い場合もあります。
この状況は、転職活動が長引いてしまいます。
なので途中で転職を諦めてしまったり、簡単に内定がでたブラック企業へ入社してしまう可能性があるのです。
そこで、
dodaのキャリアキャリアタイプ診断をオススメします。
dodaは大手転職エージェントなので情報量が多く、診断結果も正確。これだけのサービスを無料で診断してくれます。
そしてキャリアを診断するメリットは、転職する時だけでなく今後の人生に大きなメリットになります。
世界的に有名な「insight」の著者ターシャ・ユーリックはこのように言っています。
自己認識に欠けた社員の方が自身のキャリアに満足しないだけでなく、
生き詰まったとき、自分がこの先どうしていこうか見極めるのに苦労する傾向がある。
引用元 : 英治出版 著者ターシャ・ユーリック『insight』2019年7月3日 18ページから引用
転職は、
自分を見つめ直す絶好の機会でもあります。
doda転職エージェントに登録すると同時に、dodaのキャリアキャリアタイプ診断をしてみましょう。
興味がない求人には応募しなくてもいいのか
応募しなくてもいいの!?
応募しなくても、大丈夫です。
ですが理由もなく求人を断り続けると「転職活動をしていないのでは!?」と思われてしまいます。
応募しない求人が多くなってきたら、エージェントの担当者と希望する仕事について打ち合わせをしてください。
個人情報は守られるのか
大手の転職エージェントは、プライバシーマークを必ず取得しているので問題ありません。
しかし中小企業の転職エージェントは、このプライバシーマークがない企業もあります。
しかも転職者の情報を紙ベースで保管している職場もあるので、個人情報が外部に漏れる危険がある。
なので転職活動するときは、大手の転職エージェントを利用するようにしてください。
休職期間など正直に伝えたほうがいいのか
正直に伝えてください。
なぜなら、転職前にバレてしまったら、転職エージェントから求人を紹介されなくなります。
転職できても会社にバレたら、解雇される可能性があります。
このように、バレた時のリスクが高すぎます。
自己PRは大事ですが、
事実は正直に伝えてくださいね。
もし、休職期間が気になるようでしたら、自己学習(資格取得、スキルアップの勉強など)の期間と言う前向きな理由にしてください。
ハローワークとの違いは
ハローワークで求人を探すことは、ブラック企業を紹介されるか、自分に合わない職業を紹介してくる可能性が高い。
なぜなら、
ハローワークの特徴
- 資金がないブラック企業でも、無料でハローワークに求人を出すことができる
- ハローワークは公共機関のため、やる気がない職員が多い
- 企業規模がバラバラ
失業手当の受給や、就労支援を受けるため以外は、ハローワークを利用するメリットがありません。
なので転職で利用するサービスは、
大手転職エージェントをオススメします。
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