とりあえず一年は続けるべきだと言われていますが、自分に合わない仕事をしている人やストレスが苦痛になるだけの職場にいる場合は、すぐに転職した方がいい。
とはいえ、転職をすぐに決断できませんよね。そこで一年続けるべきか迷っている方に、自分に合わない基準と、転職した方がいい職場の特徴を実体験から紹介します。
記事を書いた人の実体験
- 新卒でとりあえず一年が三年も続けてしまった医薬品商社
- 一年続けようと思った会社で三ヶ月が限界だった建材レンタル業界
- 現在は、自分に合う仕事を見つけて7年続けている
目次
転職後とりあえず仕事を一年耐えるメリット
ストレスがプラスに変わる
ストレスがある仕事を一年続けることで、ストレスがプラスに働くことを実感できます。
悪いストレス(パワハラや理不尽な仕事など)は、我慢する必要はありません。酸素は身体に必要な物質ですが、ありすぎると食べ物が腐ってしまいます。
このようにストレスも取り入れ方や量によってプラスになったりマイナスに変化します。そこで身体に悪影響があるストレスを見分ける必要があります。
ストレスでも良い緊張がある職場は、一年続けるとストレスがやりがいに変わる「ラーニングゾーン」に入ることがあります。
これは、ヤンキーズ・ドットソンの法則といい、私たちの環境は3つのゾーンで分けることができます。
自分の家がストレスがなく快適に過ごすことが幸せであるように、仕事でもストレスがない状態を好んでしまいます。しかし不安や緊張がない職場は、簡単に目標を達成してしまうので、成長することがありません。
反対に良いストレスでも仕事量が多い職場や悪いストレスがある職場は、パニックゾーンになり自分の能力を発揮することができません。今の職場がラーニングゾーンにいる場合、仕事を一年続けた方がいいでしょう。
人間関係が構築できる
一年仕事を続けると、お客さんや社内の人に顔と名前を覚えてもらえます。業界の情報や、社内の人間関係など新しい情報を手に入れることができます。
経験が積み上がる
繁忙期と閑散期の一年間を経験するので、仕事に慣れます。そしてプロとして採用され、仕事を覚えることに必死になった一年は、どんな仕事でも経験が積み上がります。
転職後とりあえず仕事を一年耐えるデメリット
とりあえずの仕事は後で困る
「とりあえず一年は我慢して仕事を続けるべき」だと根拠がない場合、一年後の転職に後悔します。「とりあえず」に根拠がなければ、転職面接の時に説得力のある理由を説明できないからです。
仕事のモチベーションが低く、目的がない仕事は無駄な時間になってしまいます。
ストレスになる
仕事のストレスは人によって違いますよね。営業ノルマでやる気が出る人もいれば、プレッシャーになってストレスになる人もいます。
やりがいのある仕事でも、仕事量が多かったり、プレッシャーが強すぎると身体に悪い影響を及ぼします。これは、「ホルミシス効果」と言って、少量の薬品は効果がありますが、大量に摂取すると有害になる効果のことです。
自分の限界値を超えたストレスを我慢すると身体にストレスが蓄積されるのです。
無気力になる
一年仕事を我慢する理由が「職場に自分では解決しない問題がある」場合、学習性無力感になる可能性があります。
学習性無力感とは「私は、何をやっても無駄だ。どうせ頑張っても意味がない。」と思ってしまうことです。では、解決しない問題がある職場には特徴があります。それは、「組織に変化がない」時です。
パーソナル研究所の5,000人を対象とした調査では「組織が重たいと感じる 4つの場面」があると言われています。
- 意思決定の重さ
- 場(働く環境)の重さ
- 人の重さ
- 会議の重さ
詳しくは、下記の記事でまとめてありますので、参考にしてみてくださいね。
一年以上我慢する可能性がある
一年続けると転職できるチャンスを逃してしまう可能性があります。なぜなら
- 企業の募集が流動的で、人気な職種はすぐなくなってしまう
- 現職の不満だけでは、転職しない
仕事を一年続けるにしても、転職先がなければずっと今の仕事を続けてしまう可能性が高い。以下のグラフは、内閣府の「転職したきっかけ」をまとめた資料になります。
参照 : KADOKAWA 中原 淳 小林 祐児『働くみんなの必須講義 転職学 人生が豊かになる科学的キャリア行動とは』より筆者が作成
現職の不満だけでは、3割しか転職をしない。現職の不満に一年耐えて転職をしようと思っても、魅力的な転職先を見つけなければ今の会社に残ることになります。
なので一年仕事を続けるにしても、転職の準備はした方がいいでしょう。
とはいえ、焦って転職先を決めても、同じことを繰り返すリスクがあります。この記事で転職先の見つけ方を参考にしてくださいね。
仕事を一年続けるべきかの判断基準
続ける価値がない職場の特徴7選
組織行動学者のジェフリー・フェファー氏のメタ分析によると、従業員に悪影響がある労働条件は、「時間の乱れ」と「職務の乱れ」の2つあると言われています。
まず「時間の乱れ」が多い職場の特徴は3つあります。
個人の価値観にもよりますが、この研究結果からは往復3時間の通勤で不健康な人と、家の近くの工場で働く健康的な人ではどちらが幸せなのでしょうか。
どちらの働き方にしても、自分の時間がない働き方をしていると幸せにはなれません。
メタ分析によれば、「時間の乱れ」のなかでもっとも人体への害が大きかったのは「ワークライフバランスの崩壊」でした。プライベートに仕事を持ち込む働き方のことで、その悪影響は受動喫煙のダメージをはるかに上回ります。
鈴木 祐『科学的な適職』クロスメディア・パブリッシング 2019年より引用
休日に仕事の電話がきたり、休日出勤が当たり前の会社は、長期的に仕事を続けることが難しくなるのです。
次に、職務の乱れている環境は4つあります。
このような項目がある職場は、仕事内容は好きでもストレスが溜まります。また転職する時も、この項目がクリアーになっているのかを、転職先の企業に聞いてみることが大切です。
メリットとデメリットを書き出す
転職のメリットとデメリットを書き出すことで、どちらの選択が自分にとって最適なのか判断することができます。
これは「プロコン表」といい、ビジネスで意思決定の判断材料としてよく使われる表になります。
頭の中で考えたことを書き出して、項目に点数をつけることで転職すべきか、残るべきか客観的に判断することができます。
決断できない時の対処法
悩んでいる時間が人生で一番後悔します。
心理学のスティーブン・レヴィット氏の研究で、コインの裏表がランダムで表示されるサイトを作り、4,000人を対象に実験を行いました。
そのサイトは、質問者が悩みを入力すると、ランダムで「やる」か「やらない」をコインの表と裏に返答が返ってくる仕組みです。
実験結果では、実行に移せなかった人よりランダムの結果で実行に移した人の方が幸福度が高かったのです。迷ったらランダムでもいいから決断することで幸せになれるということが証明されました。
転職すべきか残るべきか、どちらでも早く決断したほうが幸せになれる時間が長くなります。
一年以上続けられる仕事の見つけ方
自分に合う仕事の見つる方法
転職したら自分に合わない仕事だったということが多い。実際に私も会社の方針と合わなくて3ヶ月で辞めてしまいました。このような事態にならないために、自分に合う仕事を見極めて、転職先の企業とマッチするかチェックする必要があります。
そこで、仕事内容と自分の相性を知るには、5つの軸で考えることができます。
参照 : 日経ビジネス(企業と人の相性を見極める5軸)より筆者が作成
この5つの軸を参考にすることで、自分のスタイルと会社から求められることがマッチする可能性が高い。そして入社後のギャップが少なくなるので、短期離職を防ぐことができるのです。
自分で自己分析をしてしまうと、転職が長引いてしまいます。なぜなら、
自分で自己分析をするデメリット
- 自分では気づかない強みが、埋もれてしまう
- 強みに確信が持てないので、面接官に「強み」を伝える切ることができない
このように転職活動が長引いてしまうと、十分な強みがあるのに転職を諦めてしまったり、簡単に内定がでたブラック企業へ入社してしまう可能性があるのです。
転職活動が長く続くほど、燃え尽き症候群に陥ったり、うまくいかなさに嫌気がさして、それほど魅力を感じていない企業から出された内定に飛びついたりといったことになりがちです。
参照 : KADOKAWA 中原 淳 小林 祐児『働くみんなの必須講義 転職学 人生が豊かになる科学的キャリア行動とは』より抜粋
そこで、リクナビNEXTグッドポイント診断をオススメします。診断内容は、18種類ある性格のベースからあなたの強みを5つ診断します。
診断は293個の質問に答え、診断結果は全部で8568通り。他社より質問数が多く本格的な診断なので、自分でも気づかないあなたの個性を知ることができるのです。
自己分析するメリットは、転職する時だけでなく今後の人生に大きなメリットになります。世界的に有名な「insight」の著者ターシャ・ユーリックはこのように言っています。
自己認識に欠けた社員の方が自身のキャリアに満足しないだけでなく、
生き詰まったとき、自分がこの先どうしていこうか見極めるのに苦労する傾向がある。
引用元 : 英治出版 著者ターシャ・ユーリック『insight』2019年7月3日 18ページから引用
転職は、自分を見つめ直す絶好の機会でもあります。無料で本格的な性格診断ができるグッドポイント診断で、自分の本当の強みを見つけてみましょう。
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未経験でも採用してくれる業界を選ぶ
一年以内の短期離職でスキルや経歴に自信がない方は、未経験でも採用してくれる業界を選びましょう。以下の表は、未経験を採用する割合が高い業界をまとめたグラフになります。
参照 : リクルートワークス研究所(中途採用実態調査)より筆者が作成
確かに離職率が高く、常に人手不足の会社もあります。しかし業績が好調で業務拡大したいが人材が足りない会社もあります。これら二つを見極めるには、募集背景を知る必要があります。
これらの情報は、転職エージェントから情報を集めることができます。転職エージェントから求人票をチェックしていると、業績が好調で事業拡大するために募集をしている企業を見分けることができます。
下記の記事から、良い求人を紹介してもらうコツを紹介していますので、チェックしてみてください。
転職活動を長引かせない
転職活動が長引くことで大きなデメリットが2つあります。
注意ポイント
- 金銭面に余裕がなくなる
- 無職期間が長くなり、転職が難しくなる
上記の2つのストレスで、簡単に内定が出た会社に飛びついてしまい、その会社も短期離職する可能性があります。
転職活動が長く続くほど、燃え尽き症候群に陥ったり、うまくいかなさに嫌気がさして、それほど魅力を感じていない企業から出された内定に飛びついたりといったことになりがちです。
参照 : KADOKAWA 中原 淳 小林 祐児『働くみんなの必須講義 転職学 人生が豊かになる科学的キャリア行動とは』より抜粋
転職活動を長引かせないためには、転職エージェントの登録が必須です。転職エージェントとは、
エージェントの担当者が求職者と面談を行い、求職者に合う求人を紹介してくれます。そして企業から内定をもらうまで、様々なサポートを無料で行ってくれることがメリットになります。
わかりやすく転職サイトと、比較してみましょう。
転職サービス | エージェント | サイト |
料金 | 無料 | 無料 |
求人数 | ◎ | ◯ |
応募方法 | 担当者からの紹介 | 自分で企業に直接応募 |
自己分析ツール | ◯ | ◯ |
応募書類の添削 | サポートあり | 自分で作成 |
面接対策 | サポートあり | 自分で対策 |
年収の交渉 | サポートあり | 自分で交渉 |
応募企業の情報 | ◎ | 自分で調べる |
このように転職エージェントは、無料で受けられるサービスがたくさんありますが、転職サイトは自分で行動することが多くなります。
なんで無料で利用できるの!?
応募者が転職した時、転職エージェントは企業から報酬を得る仕組みになっているからです。
そのため、
企業は「良い人材が欲しい」
エージェントは「求職者を転職させたい」
求職者は「良い企業に転職したい」
この三者が同じ共通目標を持つことで、転職成功がスピードアップするのです。転職エージェントの選び方は下記の記事を参考にしてみてくださいね。
短期離職しても転職面接を突破する方法
面接官は、3つの不安を解消するために短期離職の方と面接をします。
ポイント
- 「入社後の定着率」
- 「ストレス耐性」
- 「仕事への意欲」
これらの不安を解消するためには前向きな転職理由が必要です。
短期離職でも1ヶ月未満の場合は、「会社と自分のやりたいことが違っていた」という転職理由で大丈夫ですが、半年以上続けていた場合は、前向きな理由が必要です。
前向きな転職理由を考えるには、第三者に話すこと(自己開示)で、前向きな転職理由が思いつきます。それは、研究結果からもデータが出ています。
転職相談のなかで自己開示の程度が深ければ深いほど、転職の動機が前向きになる傾向がある
参照 : KADOKAWA 中原淳, 小林祐児, パーソナル研究所『働くみんなの必修講義 転職学 人生が豊かになる科学的なキャリア行動とは』 2021年
自分のことを話すことで、相手からアドバイスをもらったり、自分から前向きな転職理由が込み上げてくるのです。例えば、
- 今の仕事が単純作業なので、スキルが身に付く仕事がしたい
- コミュニュケーション能力を活かして、もっと感謝される仕事がしたい
- 今の仕事が大企業で決められた仕事しか与えられないので、新しい仕事にチャレンジしたい
相談相手は、あなたを客観的に見てくれる転職のプロフェッショナルな転職エージェントをおすすめします。無料で親身になって相談に乗ってくれるので下記の記事から登録してみてくださいね。
面接対策は、下記の記事を参考にしてみてください。
関連記事
転職しないでとりあえず一年仕事を続けるには
ストレスの付き合い方
ストレスを我慢するのではなく、ポジティブに受け止めることがポイントです。
クラムの研究によって、「ストレスにはよい効果がある」と思っている人たちは、「ストレスが害になる」と思っている人たちにくらべて、うつ状態になりにくく、人生に対する満足度が高いことがわかったのです。
大和書房 ケリー・マクゴニガル『スタンフォードのストレスを力に変える教科書』2019より抜粋
ストレスに対して「成長できる絶好の機会がきた!!」と思う方が人生にとってプラスになります。さらにストレスの原因や対策をしてストレスに正面から向き合うことで仕事を続けることができるのです。
職場に馴染む方法
自分に合う仕事を見つけても、職場に馴染めなかったら辞めたくなってしまいます。転職した後の大きな不安は3つあります。
転職後の3大不安要素
- 新しい人間関係に馴染めるか
- 職場の雰囲気に馴染めるか
- 仕事についていけるか
まずは、馴染めなかった人の特徴をみていきましょう。
参照 : doda転職1ヶ月「職場に溶け込む」ためにしたい5つのこと
私の勤務先に、あいさつが暗くて無口な方が入社してきましたが、職場に馴染むことができず退職してしまいました。
では、職場に馴染む人の特徴はどんな人か見ていきましょう。
参照 : doda転職1ヶ月「職場に溶け込む」ためにしたい5つのこと
この特徴をまとめると「明るい笑顔で、職場の人に話しかけることができる人」です。しかし、これだけでは不十分です。なぜなら、周囲の人は転職してきた人を「即戦力」として見ているからです。
この即戦力の期待に応えようと、自分流のやり方をしてしまうと失敗します。なぜなら、自分のやり方をつら抜いている後輩に仕事を教えようと思わなくなるからです。
この状況を避けるためには、以下の2つが重要になります。
職場に馴染むためのポイント
- 前の職場の経験は、心に置いておく
- 相談相手を探す
1 . 前の職場の経験は、心に置いておく
社会経験がないフレッシュな新入社員が入ってきたら、仕事を教えたくなりますよね。
前の仕事の経験は、心の中に置いておくことで、仕事を教えてもらうことができます。なので早く仕事を覚えることができて、早く成果を出すことができるのです。
未経験でも職場で活躍できる根拠は、未経験者と経験者の2人が同じ職場に転職してきた場合、2人の仕事のパフォーマンスは変わらないという研究結果が出ています。
同業種であることが、転職先での適応の早さがパフォーマンスにつながっているかどうかを分析してみましたが、統計的に優位な関係は見出せませんでした。
参照 : KADOKAWA 中原 淳 小林 祐児『働くみんなの必須講義 転職学 人生が豊かになる科学的キャリア行動とは』より抜粋
経験者として活躍を期待されて入社すると、先輩のアドバイスを聞かないで自己流で仕事を進めてしまいます。反対に、未経験者は先輩のアドバイスを必死に吸収しようとするので、成果が出るということですね。
2 . 相談相手を探す
仕事を覚えることも大事ですが、誰に何を相談するのかを最初に決めておきしょう。なぜなら、転職者は4つの支援が必要だと言われているからです。
参照 : KADOKAWA 中原 淳 小林 祐児『働くみんなの必須講義 転職学 人生が豊かになる科学的キャリア行動とは』より抜粋
それぞれ解説していきますね。
セーフティネット支援
プライベートや雑談をする相手がいることで安心を得られることができる環境です。私も転職した初日に、声を掛けてくれた優しい人が、今でも心に残っています。
ネットワーク支援
誰がどんな情報を持っているのか教えてもらえる環境です。
お局様(おつぼね)に嫌われない行動や上司に好かれる方法など、重要な情報を知っている人を見つけることで、職場にいち早く馴染むことができます。
フィードバック支援
自分の仕事内容を振り返り、どのようなことが自分に足りないのか教えてもらう環境です。
このフィードバック支援がないと、自分の仕事に自信が持てなくなったり、成果が出ない方向へ全力で向かってしまうことになります。
メンタリング支援
仕事を教えてもらえる環境です。
「何も教えなくても勝手に覚えてくれるだろう」と転職者を放任する職場も多い。しかしどんな優秀な人であっても最初は教えてもらえないと仕事ができませんよね。
これらの4つの支援は、会社が整備してくれません。なので、自分から明るい笑顔で話しかけて、4つの支援を獲得する必要があるのです。
モチベーションの高め方
自分に合う仕事を見つけても、やりたくない業務は必ずあります。その業務を「ジョブクラフティング」という技法でモチベーションを高めることができます。
現時点でもっとも効果が認められているのが「ジョブクラフティング」という技法です。2000年代の初めから研究が進んだ分野で、イエール大学の検証試験などにより、従業員のモチベーションを高める効果が大きいことがわかってきました。
鈴木 祐『科学的な適職』クロスメディア・パブリッシングより引用
ジョブクラフティングは、5つの手順でモチベーションを上げることができます。
やりたくない業務の目的を明確にすることで、モチベーションが下がることを防ぐのです。詳しくは、下記の記事でまとめてありますので参考にしてみてくださいね。
転職後のギャップを想定しておく
令和2年の労働者実態調査では「53.4%」の人が転職に満足している結果が出ています。しかし転職先の企業に期待しすぎて入社後にギャップを感じてしまうことがあります。下の表は、実際に入社した時のギャップを感じた人の割合です。
参照 : エン・ジャパン(ミドルの転職後のギャップ調査)より筆者が作成
半数以上の転職者が、入社後にギャップを感じていることがわかります。
実際に私も前想像していた仕事内容と違うことがありました。人事担当者は良い人材を確保するために、どうしても会社の良いところを強調してしまうからです。
そして私たち転職者は面接対策や応募書類で忙しいので、現場で想定されるギャップについて考える暇がありません。なので、企業分析や自己分析をして入社後のギャップを小さくしましょう。
まとめ
魅力的な転職先がなければ約6割の人が転職しません。なので今の会社に将来性や、やりがいを感じなければ、とりあえず一年仕事をするのではなく、とりあえず転職活動をしてください。
短期離職しても中途採用比率が上がっていることや、少子化で労働力不足のため仕事はたくさんありますよ。
皆様のご活躍を心より応援しております。
最後まで読んでいただきありがとうございました。