結論、やりたい職業ではなく働く条件によって天職になります。やりたかった職業(YouTuberやプログラミングなど)は他の人より飛び抜けていないと稼げないので天職だと思うことができません。実際に私も憧れていた東証一部上場企業に入社しましたが、天職ではありませんでした。
その後4回の転職を繰り返し、天職と思える仕事に就いています。では天職とは何なのか、天職と思える仕事を探すにはどうしたらいいのか詳しく解説していきます。
ステップ1 : 企業選びの準備(3day)
自分の強みで天職は見つからない理由
強みを活かすことができたら仕事の満足度が高くなると思いますよね。しかし同じ強みを持った人が職場にいたとしたら、あなたの職場での価値は下がってしまい仕事の満足度は下がってしまいます。
なので、これまでの経験が自分の強みだと思っても天職探しに失敗する可能性があります。
日本の企業でよく使われる「普通の面接」や「インターンシップ」「これまでの職業経験」などは、パフォーマンスの指標としてはほぼ使えません。これらの結果を鵜呑みにすると、大半の就職は失敗に終わるでしょう。
鈴木 祐『科学的な適職』クロスメディア・パブリッシング 2019年より引用
かといって今までの経験を捨て、未経験から新しい仕事へチャレンジするのは怖いですよね。しかし未経験者と経験者の2人が、同じ職場に転職してきた場合、2人の仕事のパフォーマンスは変わらないという研究結果が出ています。
同業種であることが、転職先での適応の早さがパフォーマンスにつながっているかどうかを分析してみましたが、統計的に優位な関係は見出せませんでした。
参照 : KADOKAWA 中原 淳 小林 祐児『働くみんなの必須講義 転職学 人生が豊かになる科学的キャリア行動とは』より抜粋
この結果を分析してみると、以下のようなことがわかったのです。
経験者が転職するときは、優遇されます。しかし前職のスキルに執着しすぎて、新しい職場でスキルを身につけることができない。
反対に未経験から転職した場合、スキルがないので必死に覚えようとします。その結果、経験者に負けないぐらい新しいスキルを身につけることができるのです。
経験者を超える成果を出す可能性が十分にあるので、視野を広げ未経験でも積極的にチャレンジすることで天職が見つかりやすくなりますよ。
天職になる7つの条件
天職とは自分のなりたい職業ではなく、ある条件を満たす仕事であればどんな仕事でも天職になります。
鈴木 祐『科学的な適職』クロスメディア・パブリッシング 2019年より筆者が作成
これらの要素を満たさない仕事は、どれだけ子供の頃から夢に見た職業だろうが、誰からもあこがれる職業だろうが、最終的な幸福度は上がりません。
鈴木 祐『科学的な適職』クロスメディア・パブリッシング 2019年より引用
6番の「組織内に助けてくれる友人がいるか」は転職してから職場で見つけます。それ以外の項目を企業選びの軸にすれば、天職を見つけやすくなります。
自分の性格から企業との相性を見極める
仕事内容と自分の相性を確かめる方法は、5つの軸で考えることができます。
参照 : 日経ビジネス(企業と人の相性を見極める5軸)より筆者が作成
この5つの軸を参考にすることで、自分のスタイルと会社から求められることがマッチする可能性が高い。そして入社後のギャップが少なくなるので、短期離職を防ぐことができるのです。
自分で自己分析すると、損をします。
当たり前にできていることが自分の強みである場合が多いので「本物の強み」に気づかないのです。それは次の仕事を探すときに、転職が長引いてしまいます。なぜなら、
自分で自己分析をするデメリット
強みに確信が持てないので、面接官に「強み」を伝える切ることができない
このように転職活動が長引いてしまうと、十分な強みがあるのに転職を諦めてしまったり、簡単に内定がでたブラック企業へ入社してしまう可能性があるのです。
転職活動が長く続くほど、燃え尽き症候群に陥ったり、うまくいかなさに嫌気がさして、それほど魅力を感じていない企業から出された内定に飛びついたりといったことになりがちです。
参照 : KADOKAWA 中原 淳 小林 祐児『働くみんなの必須講義 転職学 人生が豊かになる科学的キャリア行動とは』より抜粋
そこで、リクナビNEXTグッドポイント診断をオススメします。診断内容は、18種類ある性格のベースからあなたの強みを5つ診断します。
診断は293個の質問に答え、診断結果は全部で8568通り。他社より質問数が多く本格的な診断なので、自分でも気づかないあなたの個性を知ることができるのです。
自己分析するメリットは、転職する時だけでなく今後の人生に大きなメリットになります。世界的に有名な「insight」の著者ターシャ・ユーリックはこのように言っています。
自己認識に欠けた社員の方が自身のキャリアに満足しないだけでなく、
生き詰まったとき、自分がこの先どうしていこうか見極めるのに苦労する傾向がある。
引用元 : 英治出版 著者ターシャ・ユーリック『insight』2019年7月3日 18ページから引用
転職は、自分を見つめ直す絶好の機会でもあります。無料で本格的な性格診断ができるグッドポイント診断で、自分の本当の強みを見つけてみましょう。
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ステップ2 : 企業選定(5day)
自分に合う企業の探し方
衰退する業界がわかったら、自分が行きたい企業を探してみましょう。上記でお伝えした「仕事の満足度を決める7つの条件」から自分が大事にする項目を選びます。
この記事では企業規模から先に選ぶことをオススメしています。なぜなら同じ業種でも規模が違うだけで仕事内容が全く違うからです。
ではベンチャー企業の探し方からみていきましょう。
ベンチャー志望の方
新卒の学生で大企業よりベンチャー企業へ就職したい人の割合が約36%です。ベンチャー企業は注目されていますが、ベンチャー企業に就職しても企業が存続できなかったら怖いですよね。そこでベンチャー企業の中でも、伸びている企業の情報を得る必要があります。
その検索の仕方では、売上を伸ばしたいベンチャー企業が広告を出しているので伸びるベンチャー企業なのかは判断が難しい。
Googleで「ベンチャーキャピタル一覧」と検索してください。
ベンチャーキャピタル(VC)とは、未上場の企業に出資して上場した後に株を売却することで利益を得る企業です。VCが出資する時は、ベンチャー企業を厳選しているので生き残る可能性が高い企業が多い。
ベンチャーキャピタルのホームページの「ポートフォリオ」から厳選された出資先がベンチャー企業が見つかります。
現在100万人が利用しているサービスを運営している企業ではなく、これから100万人が利用するサービスを作る企業を見つけましょう。
大手企業を志望する方
大手企業でも倒産する世の中だと言われていますが、まだまだ中小企業よりは安定しているのが現状です。そこで大手企業へ転職するには
20代前半の方や第二新卒の方は未経験でも大企業へ入れますが、20代後半になってくると未経験から大企業へ入ることが難しくなります。
20代でも30代でも大企業へ入れるチャンスはあります。いきなり超有名企業を狙うのではなく、ステップを踏む長期的な転職を考えてみてください。
例えば、有名企業に勤めている社員の前職を狙うやり方があります。特定の分野で技術力がある中小企業から大手企業へ転職を成功させている先輩を探すのです。
中小企業から超有名な大手企業へ転職を成功させた先輩を知るには、転職エージェントの担当者に聞くのが一番の近道です。転職エージェントに登録して情報を教えてもらいましょう。
中小企業を志望する方
志望する業界を絞っても中小企業の求人は多数あります。募集背景や離職率が公開されていない求人が多いので良い求人を見極めることが難しい。そこで転職エージェントの力を借りる必要があります。
- 離職率が高いブラック企業の求人を避けることができる
- 売上拡大、新規事業の立ち上げなどポジティブな募集背景の求人を知っている
しかし転職エージェントがこのような情報を知っていても担当者によって情報を教えてくれないことがあります。誰でも入社できてしまう求人を紹介して自分の成績を伸ばそうとする担当者がいるからです。
そこで優良求人を紹介されやすい人の特徴や転職エージェントを利用する注意点は下記の記事にまとめてありますので参考にしてみてくださいね。
衰退する業界を見極める
衰退する業界では昇進や昇給することが難しくなります。たとえ自分に合う仕事でもやる気を失ってしまうからです。少子高齢化で日本の人口が減少していても伸びている企業が必ずあります。
まずは下記の記事から衰退している業界を避けて伸びている企業や業界を調べてみましょう。
ステップ3: 転職活動(7day)
ステップ3では、自分の天職になりそうな企業や業界に転職できるよう準備をします。
転職する上での注意点
転職するときは、3つのことに注意してください。
転職する時の注意点
- 転職後のギャップを想定しておく
- 職場の不満は、ポジティブに転換する
- 自分と完全にマッチする企業はあない
転職後のギャップを想定しておく
令和2年の労働者実態調査では「53.4%」の人が転職に満足している結果が出ています。しかし転職先の企業に期待しすぎて入社後にギャップを感じてしまうことがあります。下の表は、実際に入社した時のギャップを感じた人の割合です。
参照 : エン・ジャパン(ミドルの転職後のギャップ調査)より筆者が作成
半数以上の転職者が、入社後にギャップを感じていることがわかります。
実際に私も前想像していた仕事内容と違うことがありました。人事担当者は良い人材を確保するために、どうしても会社の良いところを強調してしまうからです。
そして私たち転職者は面接対策や応募書類で忙しいので、現場で想定されるギャップについて考える暇がありません。なので入社後のギャップがあることを前提に、企業分析や自己分析をすることでギャップを小さくすることができます。
職場の不満は、ポジティブに変換する
転職では、ほとんどの場合面接があります。
その面接の時に、前職を辞めた理由が「不満」だと言ったら、採用される確率は低くなります。
それは、恋愛で例えると
彼氏が「元カノは、気が強くて別れたんだ」
と、グチを言い出したら
「私にも不満があるのでは??」
と思ってしまうことと同じです。
職場の不満は、
次の転職先へ求める条件にもなります。
不満 → ポジティブ
- 上司と意見が合わない → 自分の意見を尊重してくれる職場
- 会社の経営が悪化 → 経営を立て直したいと思える会社
- 給料が低い → スキルが身に付いて給料も上がる仕事
このように不満をポジティブにすることで、次の職場に求めることが見えてくるのです。
自分と完全マッチする企業はない
今の会社が合わないから、転職するのであって自分に合う会社を選ぶのは当然です。しかし転職が失敗するケースの一つに、自分に合う仕事を探し続けてしまう「夢追い転職」があります。
「絶対に天職を見つけるぞ!!」と気合いを入れるのではなく、天職になりそうな候補を見つけるぐらいの気持ちが大切です。転職で失敗したくない気持ちは大事ですが、何となく決めた仕事でも天職にすることができる方法もご紹介していますので参考にしてみてくださいね。
転職活動の流れ
転職活動の大まかな流れを解説しますね。
情報収集
自己分析は記事冒頭で解説しておりますので、ここでは企業分析から解説していきますね。
企業分析をしないと応募した企業のことがわからないので、面接の時に入社意欲が伝わりません。なので同業他社と比べて、応募する企業はどんな特徴があって魅力は何か調べる必要があります。
企業分析の仕方は、
下記の順番で行ってください。
企業分析の仕方
- 企業概要
- 企業の特徴
- 企業の最新ニュース
- 社長の理念
- 社風
- 働いている人と元従業員の口コミ
ネットにある情報はもちろん、社員のSNSやブログもチェックして情報を集めましょう。
応募する
自己分析と企業分析の情報の整理ができたら、書類作成を始めましょう。
書類作成のポイントは、
履歴書のポイント
- 市販で売られている履歴書でも、ネットでダウンロードしてもいい。
- 空白が多くなりそうなフォーマットは避ける
- 自己PRが長く書けるものを選ぶ
自己分析から、「企業に対してどのような貢献ができるのか。」
企業分析から、「なぜその企業を選んだのか。」
熱意が伝わるように情報を整理して、慎重に書いてくださいね。
筆記試験・適性検査
多くの企業が採用しているのは「SPI」が一般的に行われる筆記試験です。
中学卒業レベルで解ける問題ですが、出題数が多いので対策が必要です。
受験方法は4種類あります。
- テストセンター : テスト専用の会場で、パソコンを使用して受験
- WEBテスティング : リモートで自宅から受験
- インハウスCBT : 応募先の企業で受験
- ペーパーテスト : 応募先の企業でマークシートで受験
SPIの試験は「言語」と「非言語」に分かれます。
対策のポイントは「言語」問題の対策は、何を伝えたいか理解すること。「非言語」問題は、与えられた条件を整理することです。
今ではアプリでもSPI対策ができます。
「SPI」と調べると無料と有料がありますので、どんな問題が出るのかチェックしてみてくださいね。
適性検査は、あなたの性格を診断するのが目的なので対策は必要ありません。
しかし正直に答えないと、面接の時に偽った自分を簡単に見抜かれます。適性検査は直感が大切ですよ。
試験時間は筆記試験30分、
適性検査が30分ぐらいです。
面接
面接対策をしないで合格する会社は、誰でも入れる魅力がない企業です。応募者に魅力的な人材が少なくて運良く優良企業に入社できるパターンもありますが、ほとんどの会社の場合、面接対策をしなければ採用されません。
面接を通過する割合は、約30%です。スキルが十分で面接官とも打ち解ける場面があっても不採用になる人の方が多いのです。
不景気や知名度がある企業への転職の採用条件が厳しくなりますが、タイミングによって採用条件が緩くなる時期が3つあります。
- 新規事業の立ち上げ
- 需要増で売上拡大
- 2月~3月、8月~9月の時期
このタイミングで募集をしている企業は採用条件が甘くなっていることが多い。
採用条件が緩くなるタイミングの情報を手に入れるには、転職エージェントの担当者が知っています。転職エージェントは新しい事業が立ち上がりそうな企業や伸びそうな企業に営業をしているからです。
大手転職エージェントに登録して、担当者から情報を集めてみましょう。
面接までたどり着いたら、内定までもうすぐです。下記の記事を参考に面接対策をがんばってください。
関連記事
内定・入社準備
内定から入社までの流れは以下の通りです。
1. 労働条件の確認
企業から内定をもらったら、労働条件の確認をします。労働条件を確認するポイントは、5つあります。
- 労働契約の期間
- 働く場所と業務内容
- 始業開始時間と終了時間や、残業、休暇、休息時間
- 賃金の計算方法、賃金の支払日と締日
- 解雇の条件
内定を出した企業は「労働条件通知書」を採用者に渡さなければ、労働基準法に違反します。
そもそも労働条件通知書が渡されない会社は内定を辞退することも考えましょう。
2. 内定の承諾
転職エージェントを利用した場合、内定の承諾は代行してくれますので安心してください。
3. 雇用契約
雇用契約とは、
労働者を守るための契約です。
しかしアルバイトや短期雇用で採用された場合は口頭で契約を結ぶことも多い。
しかし短期であっても口頭で契約を結ぶことは、社内で定めたルールが不明確なのでトラブルの原因になります。
なので雇用契約が書面でない場合、社内のルールをしっかり聞いておきましょう。
4. 退職日を決める
面接の時に「いつ入社可能ですか??」と聞かれるので前職との引き継ぎを考慮して、自分の都合のいい日程を伝えてください。
この時に、入社日が3ヶ月以上先になる場合は、事前に転職エージェントに相談してください。
転職先の企業が、入社日を指定してくる場合は、転職先の日程にできるだけ合わせてくださいね。
反対に私は、退職する企業から転職する日程を半年後にするように言われました。(秒で断りました。)
退職理由について思いつかない方や、退職トラブルを未然に防ぐ方法は下記の記事を参考にしてみてください。
5. 引き継ぎ
引き継ぎは、あなたの全ての業務をわかりやすく後任者に教えることです。
後任者に後で「教えてもらってない」と言われないように、引き継ぎの資料はわかりやすく作成しましょう。
後任者がまだ決まらない場合は、周囲の方があなたの業務を分担してフォローします。
6. 退職
引き継ぎ業務が順調に進むと、退職日までのカウントダウンが始まります。
退職する前に、会社から借りている備品をチェックしましょう。
- 健康保険被保険者証
- 社員証、社章、名刺
- パソコン、携帯電話、タブレット
- 制服、作業着
- 社内の資料全て
- 会社の備品
退職当日は、みんなの前で最後に一言。
今までの感謝を伝えて、最後の仕事をします。
7 . 入社
入社初日が、一番緊張しますよね。
転職初日は、職場の人は暖かい目でみてくれますが、2日目から仕事をチェックされます。
職場に馴染む人の特徴と、活躍できる方法を次の項目でご紹介していますので、参考にしてみてくださいね。
職場に馴染む方法
新しい職場で、
早く即戦力として活躍したいですよね。
新しい職場に馴染めるか不安です。
転職後の3大不安要素
- 新しい人間関係に馴染めるか
- 職場の雰囲気に馴染めるか
- 仕事についていけるか
私も4回転職しましたが、この不安を毎回感じます。では、これらの不安はどうやったら解消されるのか解説しますね。
結論、「明るい笑顔で自分から職場の人に話しかけて、4つの支援を獲得する」です。
まず、
馴染めなかった人の特徴をみていきましょう。
参照 : doda転職1ヶ月「職場に溶け込む」ためにしたい5つのこと
転職してきた人がこんな特徴の人だったら「やる気あるのかな??」って思いますよね。実際に私の勤務先に、あいさつが暗くて無口な方が入社してきました。優しい方でしたが、職場に馴染むことができず退職してしまったのです。
では、職場に馴染む人の特徴はどんな人か見ていきましょう。
参照 : doda転職1ヶ月「職場に溶け込む」ためにしたい5つのこと
この特徴をまとめると「明るい笑顔で話しかける人」です。しかし周囲の人は転職してきた人を「即戦力」として見ているので、その期待に応えようと、過去に上手くやっていたやり方を続けてしまう可能性があります。
これでは、新しい仕事を吸収する余力がなくなり周りの人にアドバイスを受けることができません。周囲からのアドバイスがもらえないと、職場の役割が曖昧になって孤立してしまう可能性があります。
この状況を避けるためには、
以下の2つが重要になります。
職場に馴染むためのポイント
- 前の職場の経験は、心に置いておく
- 相談相手を探す
1 . 前の職場の経験は、心に置いておく
素晴らしい実績を上げていたら、
転職先でも活かすことができるでしょう。
しかし前職の経験だけで受けずに突き進んでしまうと、周囲からのサポートを受けることができません。
なので前の職場の経験は、心の中に置いておくことで、職場に早く馴染むことができます。
2 . 相談相手を探す
仕事を覚えることも大事ですが、誰に何を相談するのかを最初に決めておきしょう。
なぜなら、転職者は4つの支援が必要だと言われているからです。
参照 : KADOKAWA 中原 淳 小林 祐児『働くみんなの必須講義 転職学 人生が豊かになる科学的キャリア行動とは』より抜粋
それぞれ解説していきますね。
セーフティネット支援
プライベートや雑談をする相手がいることで安心を得られることができる環境です。
私も転職した初日に、声を掛けてくれた優しい人が、今でも心に残っています。
ネットワーク支援
誰がどんな情報を持っているのか教えてもらえる環境です。
お局様(おつぼね)に嫌われない行動や上司に好かれる方法など、重要な情報を知っている人を見つけることで、職場にいち早く馴染むことができます。
フィードバック支援
自分の仕事内容を振り返り、どのようなことが自分に足りないのか教えてもらう環境です。
このフィードバック支援がないと、自分の仕事に自信が持てなくなったり、成果が出ない方向へ全力で向かってしまうことになります。
メンタリング支援
仕事を教えてもらえる環境です。
「何も教えなくても勝手に覚えてくれるだろう」と転職者を放任する職場も多い。しかしどんな優秀な人であっても最初は教えてもらえないと仕事ができませんよね。
これらの4つの支援は、
会社が整備してくれません。
なので、自分から明るい笑顔で話しかけて、4つの支援を獲得する必要があるのです。
仕事を覚えることも大切ですが、まずは4つの支援の整備を最優先でやってください。