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工場勤務

工場勤務は底辺!? 大学の同級生にバカにされた5つの理由と工場勤務の6つのメリット

2020年8月22日

 

オフィスで仕事をする美女やイケメンと比べると、工場勤務は帽子を被ってダサイし、作業服は汚れている。

 

しかし、工場勤務が底辺だと思われても、私は底辺だと思ったことはありません。

 

工場に勤めている人も、心から笑って作業しているし、自分の仕事を高めようと必死に努力しているからです。

 

工場は縁の下の力持ちで、

現場が機能しないと会社は潰れてしまう。

商品を扱う企業は、工場の力が必要なのです。

 

 

工場勤務を6年間経験した体験談をご紹介します。



工場勤務は底辺と言われる5つの理由

給料が低い

令和2年の厚生労働省が発表した統計によると、製造業の給料は他の業種に比べると低い。

製造業(ピンク)を見てください。

参照 : 厚生労働省(令和2年 賃金構造基本統計調査)より筆者が作成

 

年代別で見ると、若い時は横一列ですが25才以上になると給料の差が開いていきます。

 

企業の規模や仕事内容に差はありますが、工場勤務は出世しても給料は期待できないと言えますね。

工場の仕事は3K(危険、キツイ、汚い)

ゴリ上司
昔は、工場は3K仕事と言われていたんだよ。

特に危険が多かった。

注意ポイント

  • 危険
  • キツイ
  • 汚い

それぞれ解説していきますね。

 

危険

工場には危険がたくさんあります。

例えば、

  • 工具の取り扱いで怪我
  • 機械の故障による怪我
  • つまずき、落下
  • 危険物の取り扱い
  • 感電、火災

 

ノルマや早く仕事を終わりたいと思って時間に焦っているとKY(危険予知)をしていても、事故が起きやすくなります。

工場でも事故に関して厳しく指導をして毎年事故件数は減っているのですが、どの工場も「事故0」にはならないようです。

 

 

キツイ

 

体力的にキツイ仕事。

例えば、

  • 加工や修理に力を使う
  • 重量物の持ち運び
  • ライン作業

ずっと重労働をしていると腰にくる。

 

私が勤めていた工場では、65才で現役で重労働をしている人がいました。

その方は、20kgのパレットを持ち上げる時に木材を利用しテコの原理で持ち上げていたのです。

 

しかし、パソコンでずっと作業していると、運動不足になったり肩が凝りますよね。

 

汚い

 

食品工場や真空状態にする製品を扱う工場では、異物の混入を防ぐため清潔に保たれた環境(クリールーム)で作業します。

 

それ以外の工場では、

  • 機械修理に潤滑油を使用する
  • 機械を加工するときに出る粉塵
  • 溶接の時にヒュームが発生する
  • 鉄の錆び取り
  • 塗装時に手にペンキがつく
  • シンナーの匂い

どうしても工場勤務の作業服は油などで汚れてしまい、汗で何回も洗濯するので色褪せてしまいます。

 

電車に乗っているピシっとしたスーツを着たサラリーマンと比べると、別世界のように感じるのは私だけではないでしょう。

 

工場勤務をしていると、大学の同級生から

みきこ
何で、工場なんかで働いてるの!?

と言われたことがあります。

 

都会に住んでいる人ほど、工場で働く人が少ないので工場は3K(危険、きつい、汚い)仕事だというイメージを持たれているようです。

 

私の父も銀行に勤めていたので、私が工場で働くことに反対しました。

 

しかし田舎に住んでいた私からすると、工場以外で働いている方が少数派なのです。そして大手有名企業の工場勤務は、大卒がほとんですよ。

未経験でも採用されやすい

求人票

募集事項 : 「未経験OK」「資格不要」「簡単な軽作業」

このような求人を見たことありませんか!?

 

大手工場で新卒採用の求人以外は、募集しても人が集まらない。なので未経験でも採用されるので、底辺と思われてしまうのです。

 

さらに求人が正社員ではない場合は、企業の繁忙期に人で不足になるので使い捨ての人材であることが多いのです。

みきこ
営業でも「未経験者可」の求人が多くないですか?

 

飛び込み営業などキツイ仕事なので、すぐ辞めてしまうのです。

業種問わず、常に求人を募集している企業は底辺の可能性があります。

求人の流れをよく見て応募しましょう!!

 

夜勤がある

日本看護協会では、夜勤の勤務は3つの側面に影響が出ると言われています。

  • 睡眠の質の低下
  • 疲労回復効果の低下
  • ストレス解消機能の低下

参照 : 日本看護協会(夜勤・交代勤に関するガイドライン)

このよう夜勤の仕事は身体に悪影響が出るので看護職では、夜勤に連続する回数が決められています。

 

しかし工場勤務は、ガイドラインが設定されていません。

 

昼・夜勤務の両方ある工場なら、交代制で夜勤が連続しても1週間ぐらいでしょう。しかし夜勤シフトだけの工場は、健康リスクが高くなります。

 

健康リスクを抱えても、稼げる夜勤に魅力を感じてしまうのは仕方ありません。

 

 

工場勤務に必要な資格は、誰でも簡単に取れる

資格がないと作業ができない業務があります。

  • 溶接作業
  • フォークリフト
  • 玉掛
  • クレーン
  • 有機溶剤作業主任者

この他にも危険物取扱や電気工事士の資格はありますが、試験に合格しないと取得できません。しかし上記の5つ資格は、講習を受ければ簡単取れる免許です。

 

「この資格を持っている方は、優遇します。」

と求人票に記載してありますが、資格がなくても会社が資格を取らせてくれるので未経験でも採用されるのです。

 

工場で働くメリット

時間管理しやすい

工場勤務でもいろんな仕事があり、大きく分けると2つに分けられます。

 

作業員は、1日の仕事量がわかるので終わる時間が計算できます。無理をさせると怪我に繋がるので、1日の計画は余裕を持って作業できる工場が多いです。

 

生産管理は、事故、災害、不良品などなければ、1日の行動計画が決まっています。

 

どちらの仕事も「思考停止になって、指示待ちに状態」だと言われますが、一つの作業でも工夫するところがあります。そして現場の作業員が一番商品いついて詳しいので、消費者の商品開発には、現場の声が一番消費者に伝わるのです。

何より現場が強い

営業が仕事を受注しても、

現場が動かなければ売上0

 

なので現場で働いている人は、営業にお願いされる立場です。

 

実際に、商品を加工したり修理できるのは現場の職人なので、ホワイトカラーの人から相談されます。

アゴで使ってくるホワイトカラーの人もいますが、だいたい自滅していなくなっていきます。

しかし営業も同じ会社の仲間なので、こちらも偉そうな態度は厳禁ですよ。

人間観察が楽しい

工場で勤めている人は、独特な感情をお持ちな方が多い。

  • バンドマン
  • 社長
  • エンジニア など

様々な経験をされてきた方なので、話も面白い。

詳しくは、下記の記事で人間観察できます。

私服OK

通勤には、ストレスかけたくありませんよね。

自分も営業していた頃は、身だしなみに気を使いネクタイやスーツを毎日選んでいたのを覚えています。

 

工場勤務の通勤は、TシャツOKです。(長ズボンを履かないと怪我するので、短パンはNG)

最近は、ユニクロのストレッチ素材でもオシャレだし、機能も優れています。

郊外にあるので、バイクや自転車でみなさん快適に通勤していますよ。

技術が身に付く

修理や加工している工場は、ミリ単位で加工します。

なので、いつの間にか手先が器用になっています。その技術を活かして仕事終わりに活動している方も。

  • 工場で廃棄になった廃材を利用してアート作品を作る人
  • 家の家具やウッドデッキ、子供アスレチックを作る人
  • 車やバイクを自分で改造してしまう人

工場は、作業終了時間が計算しやすいので副業する方にもオススメですよ。

家でも危険予知ができる

工場に勤めていると、時間より安全を重視するようになります。

そのため危険予知(KY)をして、災害や事故になりそうな箇所を察知して安全な行動をとるようになります。

ポイント

  • 怪我をしやすいところが気になってくる
  • 火元確認(コンセントを抜くようになる)
  • 車や自転車の走行が慎重になる

 

私が神経質だけなのかもしれませんが、事故や災害に敏感になります。実際に車の運転はスピードを出さなくなりましたので、5年間無事故無違反です。

 

底辺は工場だけじゃない実体験

ブラック企業の方がヤバイ

工場勤務の危険な仕事は、災害対策と最新機械の導入で、危険が少なくなっているのがわかります。

 

数値の参照 : 厚生労働省 令和元年労働災害発生状況より

 

この2つの表から、平成30年の労働災害で亡くなられたのは909人で、製造業の死者数は183人でした

 

 

続いて次の表を見てください。

 

参照: 厚生労働省 過労死等防止対策白書[令和2年度版]

 

 

製造工程での勤務問題の自殺者は6.6%で約130人。なので製造業以外の約1,800人が自殺してしてしまったことになります。

 

これらの表から、製造業の死者数は183人と製造業以外の自殺者が1,800人を比べると、勤務が問題のブラック企業に勤務する方が、約10倍危険だということです。

 

工場は危険な職場だと心配する前に、

ブラック企業へ入らないように注意すべきです。

 

嫌われたら売上が飛んでしまう厳しい営業職

大学へ進学し、就活で苦労して入社した医薬品卸売業。

「人の命に関わる仕事なんだ!!」と張り切って新入社員研修を受けました。

しかし現実は、憧れる職業ではなかった。昔から変わらない絶対的な上下関係があったのです。

 

自分より立場が上

  • 医師(嫌われたら、出入り禁止になる)
  • 薬剤師(営業しないと、売上にならない)
  • 上司(怒られないように、気を使う)
  • メーカー(仲良くならないと、情報が入らない)

 

毎日この方達に、頭を下げる。

スーツを着てキラキラした職種に見えますが、現場は泥くさくて競合他社とギスギスしています。

そして医者は「雲の上」ぐらい立場が上なので、わがままな医者に付き合いきれなくて、退職しました。

ある出版業界の若手社員

 

ある出版業界での会議です。

会議に参加した4名が自分の立場を考えて行動しています。

 

step
1
仕事を依頼する人

仕事で立場が常に上。

大手企業や公務員が下の企業に発注する側なので業界によっては、横柄な態度の人もいる。

 

step
2
仕事を請け負う人

ライバル企業がたくさんいるので、技術力のある会社でないので金額を下げれられて、アゴで使われています。

step
3
孫受け(請け負い企業の仕事を、さらに請け負う)企業

キツイ仕事でも基本断れません。急にオーダーの変更され、対応して期日までに納品する。会社に戻って部下に手伝ってもらえる。

step
4
孫受け若手社員

ここの立場が一番キツイ。言われたことを上司に怒られないようにモクモクと作業する。

 

業界によっては、エレベータやタクシーに乗る順番も決まっているところもあります。ホワイトカラーの職業は特に、人が仲介します。立場が下の企業ほどツライ仕事になってしまいます。

 

底辺だと思っている人へ、4つの選択肢

有名な工場へ転職

職場で波風たてずに無難に過ごしている方でも、突然の不況で会社が倒産することが身近で起こっています。

 

なので、いつでも転職できるスキルがあることは、老後の資金が十分にあるのと同じぐらい精神的に楽になります。

 

実際に私も、現状維持で会社に残っていましたが、中国企業に買収され職場が崩壊。

 

現状維持は、リスキーな選択をしていることを思い知らされたのです。

 

そこから転職について本気で学び、4回転職経験から、自分に合う働き方を手に入れました。

 

このような経験から当ブログでは、

転職活動の始め方から、転職した後の職場で馴染む最後の不安まで解消できる構成となっています。

 

転職が頭をよぎったら、チャンスです!!

 

なぜなら、1年後には年齢制限で紹介できる求人が少なくなったり、

そもそも、今の会社が存在しているかもわからないからです。

 

転職は、これまでの自分を振り返る良い機会でもあります。

下記の記事から一緒に転職活動をはじめてみましょう。

 

 

 

 

出世する

指示待ちの仕事より、自分で指示する方が仕事満足度も高いことが研究でわかっています。

なので出世して部下ができたり、アルバイトリーダーになると仕事にやる気が出てくるのです。

 

独立する

お客さんを集め、お金をいただくサービスを全て自分でやります。

私は営業で、個人事業主の方がお客さんを相手にしたことがあります。

メモ

  • 町の塗装屋さん
  • 車の板金屋さん
  • プロサーファーが作るサーフボード屋さん

起業はハードルが高いと思われますが、誰でも申請すれば独立ができます。

注意ポイント

お客さんからの信頼がなければ、売上「0円。」人脈と資金の準備が必要です。

 

考え方を変える

底辺だと思われる仕事でも、

楽しそうに働いている人を紹介します。

工場で楽しそうに働いている人

  • いつも笑顔で工場のトイレ掃除をしている主婦
  • いつも道を譲ってくれる、大型トラックのドライバーさん
  • いつも仲間と楽しそうに軽作業している中国の方

 

 

雨と晴れの日があるように、雨が降らなければ大地は乾燥してしまい、食物が育ちませんよね。

 

これを工場勤務に例えると、

ポイント

  • 晴れは、「みんなの役立つ商品を、見つける人」
  • の日は、「役立つ商品を作って、お届けする人」

 

 

工場がなければ、みなさんの手元にある商品は、存在していません。

 

自分は底辺な仕事をしていると思い続けることは精神的に良くありません。雨の日(工場で働く人)も、「この仕事は必要とされている仕事なんだ」と思うことが大切です。

まとめ

サラリーマンや工場勤務に関係なく「底辺」だと感じることがあります。

しかし自信を持って仕事していれば、

底辺など気にならなくなります。

 

私は自慢できるような仕事はしていませんが、一番近くのお客さんを喜ばせることをコツコツやっています。

みなさんも一緒に頑張りましょう!!

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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