転職エージェントのテレビCMが頻繁に放送されるようになり、一度は転職を考えたことがあるのではないでしょうか。
しかし転職について調べると、転職者が次の職場で活躍するまでのことが書かれていない。
これでは、
転職が目的になってしまい、せっかく良い企業に入社しても職場に馴染めず、退職してしまう可能性があるのです。
かといって、
今の職場で、骨を埋める気はないですよね。
そこで、この記事では転職について深く学び、後悔しない選択ができるようになります。
この記事でわかること
- 転職するか、今の職場に残るのか判断できる
- 転職活動の進め方と注意点
- 転職先で早く職場に馴染める方法
それでは、
転職について深堀していきますね。
目次
転職活動5つのプロセス
転職の進め方について5つのプロセスで解説しています。
転職を考えたら、
すぐ転職活動を始めてはいけません。
転職を学ぶ必要あるの!?
なぜ転職を学ぶのか
- 自分の行きたい転職先が明確になり、次の職場の不満が少なくなる
- 転職後のリアリティショックを計算して、短期離職を防ぐことができる
- 転職先で早く馴染める。そして活躍できる。
転職を学ばないと、
運任せで転職先を決めてしまいます。
運任せでは、転職しても短期離職につながり、年齢も経歴も無駄に傷ついてしまうのです。
人生において仕事を変えることは、
後戻りができない大きな決断です。
みらきぼブログでは、おすすめな転職サイトを紹介して「あとは自分で頑張ってくださいね。」という無責任なブログではありません。
転職するために必要な情報と、転職後の職場でも活躍できるような内容になっています。
転職を学ぶ
転職するメリット
まずは、転職するメリットを紹介します。
あなたが転職先で期待することは何か明確にする必要があるからです。
転職のメリット
- 人間関係がリセットされる
- 大幅な年収アップが期待できる
- 自分では解決できない悩みから解放される
- 新しいスキルが身に付く、スキルアップになる
それぞれ解説していきますね。
人間関係がリセットされる
私は年収が下がっても、人間関係をリセットする決断は正解だと思っています。
なぜなら、仕事で受けた精神的なダメージは日常生活で爆発するからです。
私は同期とのライバル関係に疲れ、
上司にはパワハラされる毎日。
東証一部上場企業だったので、安定にしがみがみついて、我慢していました。
しかし、その我慢の代償は大きく、日常生活で家族や友人を傷つけるような態度をしてしまったのです。
そして自分から人が離れ、孤独に。
私のように、職場の人間関係が嫌すぎる方は、新しい環境へ新しく始めた方がメリットが大きいです。
どうしても今の職場で人間関係の悩みを解決したい場合は、下記の記事も参考にしてみてください。
関連記事
大幅な年収アップが期待できる
大きなミスで、
仕事ができないというレッテルを貼られた方。
評価システムに不満がある方は、自分の力で大幅な給料アップをするのは難しい問題ですよね。
なんで今の職場で、
年収アップが難しいの??
会社は、昇給すればあなたの仕事へのモチベーションが維持されることを知っています。
なので会社は、
大幅に年収をアップさせる必要がないのです。
そのため、あなたのスキルが上がっているのに、年収をアップさせない。なので、転職すると給料が大幅にアップする人が多いのです。
自分では解決できない問題から解放される
仕事には、自分でも他の人に相談しても解決しない問題があります。
解決することが難しい問題
- 人事評価システム
- 昔から変わることがない社風
- 苦手な人の性格
これらの問題は、
自分で変えることは難しいですよね。
しかし解決できない問題で、悩み続けることは危険です。なぜなら「学習無力感」になるからです。
学習性無力感とは「何をやっても無駄だ、頑張っても意味がない」と思ってしまうことです。
この状態で仕事を続けてしまうと、スキルが十分あるのに積極的に行動できなくなります。
そして周囲から「あの人に何を言っても無駄だ」と思われてしまい、昇進や新しい仕事をもらえるチャンスを逃してしまうのです。
このように自分では、解決できない問題は環境を変えることで解決します。
新しいスキルが身に付く、スキルアップになる
仕事で一番やりがいを感じる時は、
自分がスキルが身についている時ですよね。
転職して新しい仕事にワクワクしているので、スキルが身に付く絶好のタイミングです。
仕事についていけるか心配です。
これについては、心配いりません。
未経験者と経験者の2人が、同じ職場に転職してきた場合、2人の仕事のパフォーマンスは変わらないという研究結果が出ているからです。
同業種であることが、転職先での適応の早さがパフォーマンスにつながっているかどうかを分析してみましたが、統計的に優位な関係は見出せませんでした。
参照 : KADOKAWA 中原 淳 小林 祐児『働くみんなの必須講義 転職学 人生が豊かになる科学的キャリア行動とは』より抜粋
経験者は転職するときに武器となります。
しかし経験者は前職のスキルに執着しすぎて、新しい職場でスキルを身につけることができない。
反対に未経験から転職した場合、
スキルがないので必死に覚えようとします。その結果、新しい職場に早く適応することができるのです。
日本では地に足つかない行動は、地位や財産を失うと思う人が多い。しかし海外では、スキルや知識が錆び付かないと解釈されていますよ。
転職するリスク
転職には、良いことばかりではなく、新しい職場に移動する事はリスクを伴います。
転職するリスク
- 新しい職場でも同じ悩みを抱えそう
- 年下に指導されるのが嫌
- 転職活動が面倒で時間がかかる
実際に私も転職を4回しており、
転職を後悔したことが1度あります。
長引いた転職活動に疲れ、企業研究や、自己分析が適当になっていました。
そこで、すぐ内定が出た会社に飛びついてしまったのです。
入社してみると、体育会系で飛び込み営業やパワハラが当たり前の職場でした。
入社後、3ヶ月で辞職。
その失敗した経験を活かし、本気で転職について学び、自分のスタイルにあった仕事を選ぶことができました。
もし私が転職しなかったらどのようになっていたでしょうか。
転職しないデメリットもよく考える必要がありますね。
転職しないデメリット
- 今の職場で悩みが解決しなくて、精神的にきつい
- 年下が先に出世して、リストラ候補
- 転職活動を先延ばしにして、キャリアと年収アップを逃した
このように、転職しないデメリットに目を向けない人が多い。
なぜなら、人間は無意識にバイアスがかかった状態で判断しているからです。
その無意識に転職を避ける習慣を解説していきますね。
そもそも人は転職を無意識に避ける習慣がある
転職すればメリットが期待できるのに、なぜ今の職場から動こうとしないのか。
それは、無視意識に転職避けようとする人間の心理が3つ働いているからです。
転職を無意識に避ける心理
- 快適な場所から抜け出せない
- サンクスコスト
- 損失回避性
それぞれ解説していきますね。
快適な場所から抜け出せない
居心地がいい快適な場所(コンフォートゾーン)から出たくない性質があります。
これは、ミシガン大学のノエル・M・ティシー教授が提唱した能力開発の概念です。
コンフォートゾーンにいると、
居心地がいい環境から抜け出せない。
現在コンフォートゾーンにいる場合、仕事がつまらない状態になっている可能性が高い。
そこで、1段階上のラーニングゾーンに入ると、どうなるでしょうか。
ラーニングゾーンでは、フロー状態になり物事に集中するようになり、ポジティブな感情が生まれると言われています。
しかしラーニングゾーン(転職して新しい仕事を覚えられる)に入れるのに、無意識に避けてしまう。
コンフォートゾーンから抜け出すには、転職して別の仕事をするか、社内で積極的に新しい仕事を見つける必要があるのです。
サンクスコスト
サンクスコストを簡単に説明すると、
苦労して覚えた仕事を手放せなくなることです。
投資で考えると、
損切りができない状態です。
実はスキルが身についていて他の企業でも十分活躍できるのに、これまでの経験を手放せない。
言い方がきついかもしれませんが、企業側の立場で考えると、年一回の昇給だけで、あなたをキープできる。
しかし、あなたが辞めてしまうと、あなたの給料より高い給料を出さないとあなたと同じレベルの人材が入ってこない。
昇給しているから不満がないかもしれませんが、あなたのスキルなら高い給料を出してくれる企業がある可能性があるのです。
損失回避性
2002年にノーベル賞を受賞したダニエル•カーネマンによると「得をすることよりも、損をしない方を選ぶ」と言っています。
例えば、
100万円年収が上がる可能性があるのに、全国転勤させられるから転職しない。
転職のデメリットを考えなければ、後悔することになります。しかし、自分の中で損失が大きくなりすぎていないかしていないか確認する必要があります。
「今だけ期間限定で50%OFF!!」
この商品が必要ないのに飛びついてしまう方(私)は、損失回避性の心理が働いている可能性があるので注意してくださいね。
転職活動スタートする前に重要なこと
転職活動の注意点
バイアス思考がなくなったら、転職しないデメリットと、転職するメリットを比較してみましょう。
そして転職するメリットが大きければ、後悔する前に転職活動を始めてください。
転職するときは、
2つのことに注意してください。
転職のメリット
- 職場の不満は、ポジティブに転換する
- 自分にピッタリ合う企業を探さない
それぞれ解説していきますね。
職場の不満は、ポジティブに変換する
転職では、ほとんどの場合面接があります。
その面接の時に、前職を辞めた理由が「不満」だと言ったら、採用される確率は低くなります。
それは、恋愛で例えると
彼氏が「元カノは、気が強くて別れたんだ」
と、グチを言い出したら
「私にも不満があるのでは??」
と思ってしまうことと同じです。
職場の不満は、
次の転職先へ求める条件にもなります。
不満 → ポジティブ
- 上司と意見が合わない → 自分の意見を尊重してくれる職場
- 会社の経営が悪化 → 経営を立て直したいと思える会社
- 給料が低い → スキルが身に付いて給料も上がる仕事
このように不満をポジティブすることで、次の職場に求めることが見えてくるのです。
自分にピッタリ合う企業を探さない
今の会社が合わないから、転職するのであって自分に合う会社を選ぶのは当然です。
しかし転職が失敗するケースの一つに、自分に合う仕事を探し続けてしまう「夢追い転職」があります。
日本にある企業の約171万社から、100%自分に合う仕事を探すことは無理に近い。
転職で失敗したくない気持ちは大事ですが、転職先の職場と馴染めるよう自分を変化させる覚悟があるかが一番大事になります。
転職エージェントに登録する
転職を学んだら、
ようやく転職活動を始めます。
その前に、
まず転職エージェントに登録を忘れずに。
ハローワークとかじゃダメなの!?
ハローワークは、ブラック企業の求人が多く含まれています。
ハローワークにブラック企業が多い理由
- 資金がないブラック企業でも、無料でハローワークに求人を出すことができる
- ハローワークは公共機関のため、やる気がない人が多い
- 無期限に求人を出し続けることができる
以上の理由から、ハローワークでの求人探しは、辞めておきましょう。
転職エージェントを利用する目的は、質の良い求人を見つけて短期間で転職活動を終わらせるためです。
転職活動が長引くと、簡単に内定を出されたブラック企業に飛びついてしまう可能性があるからです。
過去に私も、
自分で転職活動をしていました。
しかし想像以上に転職活動が長引き、転職フェアという怪しい会場に行くことに。
そこでリクルートされた企業に飛びつき、入社してしまいました。
その会社は体育会系の企業で、飛び込み営業されるキツイ仕事だったので短期離職してしまいました。
このように転職が長引くと、
ストレスで冷静な判断ができなくなります。
短期間で転職できるの
転職エージェントは効率的な理由
- 自分で就職先を一から探さなくも、企業の求人を一覧で見れる
- 履歴書や職務履歴書の添削
- 面接対策、面接のスケジュール調整
- 福利厚生や給料を交渉
- 推薦状で企業へアピールしてくれる
- これらを全て無料で利用できる
このように、あなたの性格やスキルを見極めて、求人を紹介してくれます。
なので時間がない人でも、
短期で転職が可能になるのです。
転職エージェントを利用する時の注意点
転職エージェントを利用するメリットは多いが、利用するにあたって注意点があります。
転職エージェントの注意点
- 転職エージェント会社によって専門分野が異なる
- 紹介求人が多い
- 担当者との相性がある
- エージェント会社の登録は2社以上
それぞれ解説していきますね。
転職エージェントは、専門分野がある
自分のスキルに得意分野があるように、転職エージェントにも専門分野があります。
総合型は大手転職エージェントが多い。
専門型の転職エージェントはITや保育士など特定の職業に転職する方が登録します。
どちらも無料で登録できるので、専門型2社と総合型2社を登録する人が多いようです。
紹介求人が多い
無料でいろんなサービスを受けられることもメリットですが、転職エージェントが求人を厳選しないで送ってくることもあります。
それは転職エージェントは、
企業から利益を得る仕組みになっているからです。
このように転職エージェントは、求職者を企業に入社させることで報酬を得られる。
なので、転職者に内定が出たらどうしても、背中を押したいのが転職エージェントの本音です。
そこで就職活動を早く終わらせたいからと言って、運任せで内定に飛びつくことは危険です。
内定の返信期限のギリギリまで考え、自分が本当に入社したい会社なのか見極める必要があります。
担当者との相性がある
転職のプロでも人間ですから、
相性があります。
相性が悪いエージェントだったら、他の人の意見も聞いてみたいと担当者を変えてもらいましょう。
転職エージェントは、2社以上登録する
転職エージェントは、
2社以上登録する人が多い。
Biz Hits 転職エージェントを利用するメリット・デメリット
複数登録する理由
- 各エージェントが独占している求人や非公開求人を紹介してもらえる
- 自分に合うキャリアアドバイザーが見つかる
- 専門知識のアドバイスや職務履歴書の書き方など、それぞれ特化している分野が違うので知識に偏りがなくなる。
転職活動開始
転職を学び、転職エージェントに登録したら、転職活動をはじめましょう。
転職活動の大まかな流れを解説しますね。
情報収集
【 STEP 1】
情報収集 (自己分析 )
自己分析では、
あなたの集団での役割を深掘りしていきます。
例えば、
- 聞き役
- 場を盛り上げる役
- まとめ役
- リーダーの右腕
- 冷静に分析する役
自己分析できるの!?
これでは面接の時に「あなたの役割は何ですか!?」と聞かれたら、数秒で面接が終わってしまいます。
なので、深掘りしていきましょう。
5w2hのフレームワークを使い、あなたの情報を整理して分析します。
例えば、
あなたの集団での役割が「聞き役」の場合、次のようなことが考えられます。
誰が (who) | 上司、同僚、部下 |
何を (what) | 仕事やプライベートの悩み |
いつ (when) | 話しかけられたら聞く |
どこで (where) | 職場の会議室、飲み会 |
なぜ聞き役なのか (why) | 周囲に聞き役がいないから、情報が集まるから |
どのように (how) | 最後に要点をまとめ、最後に自分の意見を加える |
どのぐらい聞くのか (how much) | 時間は決めていないが、相手の話が終わるまで |
このように分析していくと「誰の話でも聞く人」ではなさそうですよね。
例に出した人物のイメージは「1人作業することが好きで、冷静にアドバイスする聞き役」だと想像できます。
このように自己分析を行うことで、自分がどんな仕事に向いているのかが見えてきます。
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情報収集 ( 企業分析 )
企業分析をしないと応募した企業のことがわからないので、面接の時に入社意欲が伝わりません。
なので同業他社と比べて、応募する企業はどんな特徴があって魅力は何か調べる必要があります。
企業分析の仕方は、
下記の順番で行ってください。
企業分析の仕方
- 企業概要
- 企業の特徴
- 企業の最新ニュース
- 社長の理念
- 社風
- 働いている人と元従業員の口コミ
ネットにある情報はもちろん、社員のSNSやブログもチェックして情報を集めましょう。
応募する
【 STEP 2 】
応募(履歴書・職務経歴書)
自己分析と企業分析の情報の整理ができたら、書類作成を始めましょう。
書類作成のポイントは、
履歴書のポイント
- 市販で売られている履歴書でも、ネットでダウンロードしてもいい。
- 空白が多くなりそうなフォーマットは避ける
- 自己PRが長く書けるものを選ぶ
自己分析から、「企業に対してどのような貢献ができるのか。」
企業分析から、「なぜその企業を選んだのか。」
熱意が伝わるように情報を整理して、慎重に書いてくださいね。
筆記試験・適性検査
【 STEP 3 】
筆記試験・適性検査
多くの企業が採用しているのは「SPI」が一般的に行われる筆記試験です。
中学卒業レベルで解ける問題ですが、出題数が多いので対策が必要です。
受験方法は4種類あります。
- テストセンター : テスト専用の会場で、パソコンを使用して受験
- WEBテスティング : リモートで自宅から受験
- インハウスCBT : 応募先の企業で受験
- ペーパーテスト : 応募先の企業でマークシートで受験
SPIの試験は「言語」と「非言語」に分かれます。
対策のポイントは「言語」問題の対策は、何を伝えたいか理解すること。「非言語」問題は、与えられた条件を整理することです。
今ではアプリでもSPI対策ができます。
「SPI」と調べると無料と有料がありますので、どんな問題が出るのかチェックしてみてくださいね。
適性検査は、あなたの性格を診断するのが目的なので対策は必要ありません。
しかし正直に答えないと、面接の時に偽った自分を簡単に見抜かれます。適性検査は直感が大切ですよ。
試験時間は筆記試験30分、
適性検査が30分ぐらいです。
面接
【 STEP 3 】
面接
転職エージェントより「書類選考が通過されましたので、一次面接の日程を調整してください。」と連絡がきます。
エージェントから指定された日程の候補(3つぐらい)から自分が都合の良い日程を選びます。
どうしても都合がつかない場合もエージェントが企業と調整してくれますので安心してくださいね。
面接までたどり着いたら、内定までもうすぐです。下記の記事を参考に面接対策をがんばってください。
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内定・入社準備
【 STEP 4 内定・入社準備】
内定から入社までの流れは以下の通りです。
1. 労働条件の確認
企業から内定をもらったら、労働条件の確認をします。労働条件を確認するポイントは、5つあります。
- 労働契約の期間
- 働く場所と業務内容
- 始業開始時間と終了時間や、残業、休暇、休息時間
- 賃金の計算方法、賃金の支払日と締日
- 解雇の条件
内定を出した企業は「労働条件通知書」を採用者に渡さなければ、労働基準法に違反します。
そもそも労働条件通知書が渡されない会社は内定を辞退することも考えましょう。
2. 内定の承諾
転職エージェントを利用した場合、内定の承諾は代行してくれますので安心してください。
3. 雇用契約
雇用契約とは、
労働者を守るための契約です。
しかしアルバイトや短期雇用で採用された場合は口頭で契約を結ぶことも多い。
しかし短期であっても口頭で契約を結ぶことは、社内で定めたルールが不明確なのでトラブルの原因になります。
なので雇用契約が書面でない場合、社内のルールをしっかり聞いておきましょう。
4. 退職日を決める
面接の時に「いつ入社可能ですか??」と聞かれるので前職との引き継ぎを考慮して、自分の都合のいい日程を伝えてください。
この時に、入社日が3ヶ月以上先になる場合は、事前に転職エージェントに相談してください。
転職先の企業が、入社日を指定してくる場合は、転職先の日程にできるだけ合わせてくださいね。
反対に私は、退職する企業から転職する日程を半年後にするように言われました。(秒で断りました。)
退職理由について思いつかない方や、退職トラブルを未然に防ぐ方法は下記の記事を参考にしてみてください。
5. 引き継ぎ
引き継ぎは、あなたの全ての業務をわかりやすく後任者に教えることです。
後任者に後で「教えてもらってない」と言われないように、引き継ぎの資料しっかり作成しましょう。
後任者がまだ決まらない場合は、周囲の方があなたの業務分担してフォローします。
6. 退職
引き継ぎ業務が順調に進むと、退職日までのカウントダウンが始まります。
退職する前に、会社に借りている備品をチェックしましょう。
- 健康保険被保険者証
- 社員証、社章、名刺
- パソコン、携帯電話、タブレット
- 制服、作業着
- 社内の資料全て
- 会社の備品
退職当日は、みんなの前で最後に一言。
今までの感謝を伝えて、最後の仕事をします。
7 . 入社
入社初日が、一番緊張しますよね。
転職初日は、職場の人は暖かい目でみてくれますが、2日目から仕事をチェックされます。
職場に馴染む人の特徴と、活躍できる方法を次の項目でご紹介していますので、参考にしてみてくださいね。
新しい職場で、早く活躍するためには
新しい職場で、
早く即戦力として活躍したいですよね。
新しい職場に馴染めるか不安です。
転職後の3大不安要素
- 新しい人間関係に馴染めるか
- 職場の雰囲気に馴染めるか
- 仕事についていけるか
私も4回転職しましたが、
この不安を毎回感じます。
では、これらの不安はどうやったら解消されるのか解説しますね。
結論、「明るい笑顔で自分から職場の人に話しかけて、4つの支援を獲得する」です。
まず、
馴染めなかった人の特徴をみていきましょう。
参照 : doda転職1ヶ月「職場に溶け込む」ためにしたい5つのこと
転職してきた人がこんな特徴の人だったら「やる気あるのかな??」って思いますよね。
実際に私の勤務先に、あいさつが暗くて無口な方が入社してきました。優しい方でしたが、職場に馴染むことができず退職してしまったのです。
では、職場に馴染む人の特徴はどんな人か見ていきましょう。
参照 : doda転職1ヶ月「職場に溶け込む」ためにしたい5つのこと
この特徴をまとめると
「明るい笑顔で話しかける人」です。
しかしこれだけでは、不十分です。
なぜなら、周囲の人は転職してきた人を「即戦力」として見ているからです。
この即戦力の期待に応えようと、過去に上手くやっていた仕事を転職先でも同じやり方をしてしまいます。
これでは、
周りの人にアドバイスを受けることができません。
周囲からのアドバイスがもらえないと、職場の役割が曖昧になって孤立してしまう可能性があるからです。
この状況を避けるためには、
以下の2つが重要になります。
職場に馴染むためのポイント
- 前の職場の経験は、心に置いておく
- 相談相手を探す
1 . 前の職場の経験は、心に置いておく
素晴らしい実績を上げていたら、
転職先でも活かすことができるでしょう。
しかし前職の経験だけで受けずに突き進んでしまうと、周囲からのサポートを受けることができません。
なので前の職場の経験は、心の中に置いておくことで、職場に早く馴染むことができます。
2 . 相談相手を探す
仕事を覚えることも大事ですが、誰に何を相談するのかを最初に決めておきしょう。
なぜなら、転職者は4つの支援が必要だと言われているからです。
参照 : KADOKAWA 中原 淳 小林 祐児『働くみんなの必須講義 転職学 人生が豊かになる科学的キャリア行動とは』より抜粋
それぞれ解説していきますね。
セーフティネット支援
プライベートや雑談をする相手がいることで安心を得られることができる環境です。
私も転職した初日に、声を掛けてくれた優しい人が、今でも心に残っています。
ネットワーク支援
誰がどんな情報を持っているのか教えてもらえる環境です。
お局様(おつぼね)に嫌われない行動や上司に好かれる方法など、重要な情報を知っている人を見つけることで、職場にいち早く馴染むことができます。
フィードバック支援
自分の仕事内容を振り返り、どのようなことが自分に足りないのか教えてもらう環境です。
このフィードバック支援がないと、自分の仕事に自信が持てなくなったり、成果が出ない方向へ全力で向かってしまうことになります。
メンタリング支援
仕事を教えてもらえる環境です。
「何も教えなくても勝手に覚えてくれるだろう」と転職者を放任する職場も多い。しかしどんな優秀な人であっても最初は教えてもらえないと仕事ができませんよね。
これらの4つの支援は、
会社が整備してくれません。
なので、自分から明るい笑顔で話しかけて、4つの支援を獲得する必要があるのです。
仕事を覚えることも大切ですが、まずは4つの支援の整備を最優先でやってください。
まとめ
今回の記事をまとめると、
この記事のポイント
- 転職の前に、転職について学ぶこと
- 転職するデメリットと転職しないデメリットを比較する
- 転職活動するときは、転職エージェントを利用する
- 転職活動の進め方
- 新しい職場で馴染には、4つの支援を自分で獲得する
皆さんのこれからのご活躍を、心より応援しております。
最後まで読んでいただき、本当にありがとうございました。