我慢して続けたほうがいいのかな??
仕事を続ける基準や仕事の相性がわかれば、次の行動をすることができます。
この記事では、
この記事のポイント
- 仕事に向いていない原因
- 自分と仕事の相性がわかる
- 向いている仕事を探すポイント
- ただ甘えている人の特徴
筆者は転職4回で、向いてる仕事と向いていない仕事を経験しております。新しい仕事が次々と生まれていて、転職者を受け入れる企業が多くなっている状況です。なのである程度仕事したけど向いていないと思ったら次の仕事を探すことをオススメします。
それでは深掘りしていきますね。
仕事に向いていないと思う9つの原因【甘えじゃない】
日本は「熱意あふれる社員」の割合が 6パーセント で、調査した 139国中132位 であった。
出典: ギャラップ社 フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
日本は特に向いていない仕事を続けている人が多いようです。向いていなかった私は、甘えているんだ」と思わないでください。
仕事が向いていないと思うのは、給料が低い高い関係ありません。自分の思い込みと、働く環境に原因があります。
期待と現実のギャップ
人は、自分が入社した会社は良い企業だと信じたい欲求があります。これは「確証バイアス」と言い、自分の選択が合っていようが間違っていようが選んだ方に都合の良い情報ばかり集めてしまうことです。
入社前は、良い会社だと思って入社しているので会社にメリットばかり情報を集めています。しかし入社後は会社は良いところばかりではなくデメリットもたくさんあることを思い知らされるのです。
このギャップが大きすぎると「会社を辞めたい」と思うようになります。これは「甘え」ではなく「ギャップ」によって辞めたくなるのです。
自分と他人を比べている
他の人より仕事ができないと今の仕事が向いていないと感じてしまいます。長く仕事をしているのにミスばかりしている人は仕事が向いていないのかもしれませんが、仕事が少し遅いぐらいのレベルなら問題ありません。
むしろ仕事ができる人ほど周りから仕事を与えられるので、早く仕事ができても次の仕事が待っているのです。仕事ができる人になろうと努力して仕事を効率化させても、ストレスや仕事が増えたら意味がありませんよね。
自分は仕事ができる人と何が違うのかを認識するだけで十分ですよ。
職場で比較されている
お前も頑張れ!!
このように比べられる環境は、規模が大きくても小さくても発生する現象です。
「楽すぎる、キツすぎる仕事」を選んでしまっている
私の実体験ですが、楽すぎる工場勤務では、荷物を詰めるだけで時給1,200円。軽作業の割りに時給が高いので、多くの人が入ってきました。
しかし楽な職場では、どんどん人が辞めていくんです。楽すぎる仕事では誰にも感謝されないし、仕事は指示通り。少しの工夫も許されない職場だったからです。
逆に営業がキツすぎる体育会系職場では、飛び込み営業。給料は中途採用でも30代手前で、手取りが27万円で悪くない。
しかし飛び込み営業の厳しさと、体育会系のガツガツした職場が合わない人はすぐに辞めてしまうのです。
二つの職場は極端な例かもしれませんが、合わないと思った人はすぐに辞めているので甘えではありません。
弱い人だと思われてしまう不安
転職を考えたり、悩みを相談することが「甘え」だと思っていませんか!?
私の場合、父と母は共働きで30年以上同じ会社に勤めていたので、数年で仕事を辞めることは甘えだと思い仕事が向いていなくてっも我慢してきました。
そして会社のグチや悩みを全く言わないい家庭で育ったので、会社の不満を言う人は甘えだと無意識に思っていたのです。
そして向いていない仕事を続けて3年。
親に相談する時には心身が弱っていて、声も小さくなっていたのです。向いていない仕事を続けるメリットがなければ、我慢しないで退職を視野に入れましょう。
成長を感じられない
仕事では、小さな成功がないと長く続けられません。
- お客さんが増えて感謝されるようになった
- 今までできなかった作業ができるようになった
- 新しいやり方や、解決策を見つけた
人のために役に立っている実感と、自分の成長に繋がる仕事をすること以外は仕事をやる意味がわからなくなります。誰の役に立っているかわからない
実際、私は工場勤務なので直接感謝されることはありません。
しかし自分で作った製品が、便利にカッコよく使っている姿を想像するとモチベーションが上がります。
これは、心理学者ジェーン・ダットンの研究で「ジョブクラフティング」という技法で、仕事に対するモチベーション維持に効果があることが分かっています。
注意ポイント
やる気は上がっても、重要度の低い仕事ばかりやっていると「やりがい搾取」される可能性があります。
重要な仕事を任せてもらえないで雑用ばかり増えているなら、正当に評価してくれる職場を探すことをオススメします。
他の会社が魅力的に見える
恋人を選ぶときには慎重になるのに、転職活動で企業を選ぶときは熱心に調べない傾向があります。他の会社に比べ、自分の会社の優れている点と、劣っている点がハッキリわからないのです。
ミスが多い
ミスが多いと周囲に迷惑をかけてしまうので、仕事が向いていないと思ってしまいます。
私は自己啓発にハマっていた頃、
仕事のスキマ時間があれば、自己啓発本を大量に読んでいました。なので体が休まらず、本業で小さなミスが重なってしまったのです。
それでも私は、
目の前の仕事に集中できていませんでした。
上手くいかない時期を、乗り越えられそうにない
仕事で上手くいく時は、ほんのわずかな時間。
反対に、失敗した時や試行錯誤している方が圧倒的に長いですよね。この失敗した時間を楽しめる。あるいは、成長の過程だと思えるのなら、その仕事は向いてます。
仕事が向いていない時の対処法
以下の4つの対処法を順番に行うことで、自分の気持ちに整理がついて後悔しない選択をすることができます。
- 5つの軸で仕事の相性をチェックする
- 後悔しない選択をする方法
- 向いている仕事の探し方
- 職場に馴染む方法
5つの軸で仕事の相性をチェックする
会社と相性が合わなくて辞めてしまうケースが多い。私も会社から期待されていることが自分と合わなくて何度も辞めています。そこで、5つの軸から今の仕事の相性度を見極めることができます。
参照 : 日経ビジネス(企業と人の相性を見極める5軸)より筆者が作成
全て自分に合う仕事はないと思いますが、妥協できる点が少ない仕事は向いてる可能性が高い。
もっと自分に合う仕事を細かく知りたい方は、無料で自己分析をしてくれるdodaのキャリアキャリアタイプ診断をオススメします。
dodaは大手転職エージェントなので情報量が多く、診断結果も正確。これだけのサービスを無料で診断してくれます。キャリアを診断するメリットは、転職する時だけでなく今後の人生に大きなメリットになります。
世界的に有名な「insight」の著者ターシャ・ユーリックはこのように言っています。
自己認識に欠けた社員の方が自身のキャリアに満足しないだけでなく、生き詰まったとき、自分がこの先どうしていこうか見極めるのに苦労する傾向がある。
引用元 : 英治出版 著者ターシャ・ユーリック『insight』2019年7月3日 18ページから引用
転職は、
自分を見つめ直す良い機会です。
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後悔しない選択をする方法
今の仕事を続けるメリットを書き出す
過去の自分は今の仕事がベストな選択肢だと思って選んでいるはずですよね。今の職場の嫌な部分しか見ていない可能性もあるので、今の仕事を続けるメリットを書き出してみましょう。
仕事を辞めても甘えにならない基準を知る
仕事を辞めたい理由が自分では悩みが解決しない場合、学習性無力感になる可能性があります。これは「何をやっても無駄だ」と思うようになり仕事のやる気を奪ってしまうからです。
実際にパーソナル研究所の5,000人を対象とした調査では、4つの状況に直面した時に無力感を感じています。
- 意思決定の重さ
- 場(働く環境)の重さ
- 人の重さ
- 会議の重さ
この4つの場面の具体的な例題を紹介しますね。
※ 参照 パーソナル総合研究所 中原 淳, 小林 祐児『人はどのように辞めるのか』意思決定のメカニズムより筆者が作成
これらが複数当てはまる職場は転職しても後悔しないですし、甘えでもありませんよ。
向いてる仕事の探し方
- 伸びているベンチャー企業
- 超優良企業に勤めている人の前職を狙う
- 周囲の人から情報を得る
伸びているベンチャー企業
新卒の学生で大企業よりベンチャー企業へ就職したい人の割合が約36%です。ベンチャー企業は注目されていますが、ベンチャー企業に就職しても企業が存続できなかったら怖いですよね。そこでベンチャー企業の中でも、伸びている企業の情報を得る必要があります。
その検索の仕方では、売上を伸ばしたいベンチャー企業が広告を出しているので伸びるベンチャー企業なのかは判断が難しい。
Googleで「ベンチャーキャピタル一覧」と検索してください。
ベンチャーキャピタル(VC)とは、未上場の企業に出資して上場した後に株を売却することで利益を得る企業です。VCが出資する時は、ベンチャー企業を厳選しているので生き残る可能性が高い企業が多い。
ベンチャーキャピタルのホームページの「ポートフォリオ」から厳選された出資先がベンチャー企業が見つかりますよ。ベンチャー企業以外に、転職しない方がいい業界も調べましたので下記の記事もチェックしてみてください。
周囲の人から情報を得る
新しい仕事の情報を持っている人とのネットワークが重要です。2週間に1回の連絡しかしない関係でも継続的にコミュニケーションをとっている相手なら仕事を紹介してくれます。
実際に私も仕事を辞めるとき、次の仕事を紹介してくれる方がいました。ヘッドハンティングされたのではなく、募集したいと思っている企業と自分が退職するタイミングが合ったからです。
転職しようと悩んでいる方は、取引先やお客さんに「求人を募集しているところないですかね??」と軽く相談してみましょう。
転職エージェントに相談する
向いている仕事を探すには、たくさんの求人票をチェックする必要があります。多くの職種や業界を知れば、向いている仕事に出会えるチャンスが広がるからです。
いきなり超有名企業を狙うのではなく、ステップを踏む転職も考えてみると視野が広がります。今いる企業よりも良い企業へチャレンジすることが難しい場合、有名企業に勤めている社員の前職を狙ってみましょう。
超有名な大手企業へ輩出している会社を知るには、転職エージェントの担当者から情報を得ることができます。下記の記事を参考に大手の転職エージェントに登録してみてくださいね。
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職場に馴染む方法
仕事を辞めるにしても今の職場に残るとしても職場に馴染む方法を知っておくことで、仕事以外のストレスを軽減することができます。
職場に馴染む方法は「明るい笑顔で自分から職場の人に話しかけて、4つの支援を獲得する」です。では、馴染めなかった人の特徴をみていきましょう。
参照 : doda転職1ヶ月「職場に溶け込む」ためにしたい5つのこと
転職してきた人がこんな特徴の人だったら「やる気あるのかな??」って思いますよね。
実際に私の勤務先に、あいさつが暗くて無口な方が入社してきました。優しい方でしたが、職場に馴染むことができず退職してしまったのです。
次に、職場に馴染む人の特徴はどんな人か見ていきましょう。
参照 : doda転職1ヶ月「職場に溶け込む」ためにしたい5つのこと
この特徴をまとめると「明るい笑顔で話しかける人」です。しかし、これだけでは不十分で周囲の人は転職してきた人を「即戦力」として見ているからです。
この即戦力の期待に応えようと、過去に上手くやっていた仕事を転職先でも同じやり方をしてしまいます。これでは、周りの人にアドバイスを受けることができません。周囲からのアドバイスがもらえないと、職場の役割が曖昧になって孤立してしまう可能性があるからです。
この状況を避けるためには、以下の2つが重要になります。
職場に馴染むためのポイント
- 前の職場の経験は、心に置いておく
- 相談相手を探す
1 . 前の職場の経験は、心に置いておく
素晴らしい実績を上げていたら、転職先でも活かすことができるでしょう。
しかし前職の経験だけで受けずに突き進んでしまうと、周囲からのサポートを受けることができません。なので前の職場の経験は、心の中に置いておくことで、職場に早く馴染むことができます。
2 . 相談相手を探す
仕事を覚えることも大事ですが、誰に何を相談するのかを最初に決めておきしょう。
なぜなら、転職者は4つの支援が必要だと言われているからです。
参照 : KADOKAWA 中原 淳 小林 祐児『働くみんなの必須講義 転職学 人生が豊かになる科学的キャリア行動とは』より抜粋
それぞれ解説していきますね。
セーフティネット支援
プライベートや雑談をする相手がいることで安心を得られることができる環境です。私も転職した初日に、声を掛けてくれた優しい人が、今でも心に残っています。
ネットワーク支援
誰がどんな情報を持っているのか教えてもらえる環境です。
お局様(おつぼね)に嫌われない行動や上司に好かれる方法など、重要な情報を知っている人を見つけることで、職場にいち早く馴染むことができます。
フィードバック支援
自分の仕事内容を振り返り、どのようなことが自分に足りないのか教えてもらう環境です。
このフィードバック支援がないと、自分の仕事に自信が持てなくなったり、成果が出ない方向へ全力で向かってしまうことになります。
メンタリング支援
仕事を教えてもらえる環境です。
「何も教えなくても勝手に覚えてくれるだろう」と転職者を放任する職場も多い。しかしどんな優秀な人であっても最初は教えてもらえないと仕事ができませんよね。
これらの4つの支援は会社から与えられるものではないので、自分から明るい笑顔で話しかけて、4つの支援を獲得する必要があるのです。
仕事を覚えることも大切ですが、まずは4つの支援の整備を最優先でやってください。
仕事が向いていなくて甘えている人は、こんな人です。
仕事を好きなになる努力をしない
仕事を好きになる努力をしないで、すぐに辞めてしまうのはもったいない。なぜなら向いている仕事はある程度の期間やってみないとわからないからです。
関連記事 :
仕事しない人って、危機感ないんですか?? [人生が詰んでしまう仕事しない人の特徴11選]
文句をだけ言う人
新しいことに挑戦するのが怖くて、文句だけいう人いますよね。
1人で文句を言っているなら、ストレス発散になるかもしれません。しかし他人にまで愚痴を言ってくる人は衰退の始まりです。
仕事が向いていなかった実体験
私が期待して入社した会社は、一部上場企業の専門商社でした。
当時は本気で思っていました。
しかし、入社してみると
- お客さんからのクレーム処理
- 同業他社と、激しい価格争い
- 重たい職場の雰囲気
ハッピーな学生生活を終えたばかりの私には、あまりにもギャップが大きかったのです。すぐに、公務員試験や投資の勉強をしましたが、現実が変わることはなく、3年で退職しました。
最後に
ある程度仕事をしてみて向いていないと思ったら、新しい仕事を試しにやってみた方が適職に出会う可能性は高くなります。やみくもに転職を繰り返すことはオススメしませんが、偶然に任せてみることも必要なのかもしれません。
そして新しい仕事を見つけたときには、この記事から職場に馴染む方法を活用してみください。「仕事は仕事」と割りきれる環境を整えることで、甘えで仕事を辞めることを避けることができますよ。
「仕事は仕事」と割り切った方が作業の上達が速く、すぐに仕事を辞めない傾向があった
出典: 化学的な適職 鈴木祐 クロスメディア・パブリッシング 2019年12月
最後まで読んでいただき本当にありがとうございました。
皆さんの仕事ライフが少しでも良くなるよう配信を続けていきますので、これからもよろしくお願い致します。