人は、1日で約6万回も思考を繰り返しています。その中でネガティブな思考は、80%(約4万8000回)です。
さらにネガティブな言葉は、「0.5秒でパッ」と思いつくと言われています。
このようにネガティブな思考は、自分でブレーキを踏まないと、脳の中でネガティブ列車が暴走してしまうのです。
私も毎日ネガティブなことを思いつくし、言ってしまう時だってあります。むしろ言わないと、ストレス溜まりますよね。
ネガティブな言葉を言ってしまっても、この2点に注意すれば大丈夫です。
- 口癖になる前に、自分で気づく
- 独り言までにして、周囲に不快な思いをさせていない
しかし口癖になっている人は、この記事で少しづつ改善していきましょう。
この記事でわかることは、
この記事でわかること
- 仕事ができない人になる口癖や、周囲に仕事ができないと思われる口癖
- みんなが思う、仕事ができない人の特徴ランキング
- 仕事ができるようになる口癖
それでは、仕事ができない人に多い20個の口癖を紹介します。
目次
- 1 仕事ができない人になる20個の口癖
- 1.1 「なるほど」「確かに」
- 1.2 「 でも」「だって」
- 1.3 「私では、ありません。」
- 1.4 「そんなの無理ですよ」
- 1.5 「みんな、やっているから」
- 1.6 「どうせ自分は、○○なんだよ」
- 1.7 「別に、いいんだけどさ」
- 1.8 「○○みたいな感じ」
- 1.9 「疲れたな」「うんざりだよ」
- 1.10 「昔は良かった」「あの時代は、楽しかった」
- 1.11 「しょうがない」「仕方ない」
- 1.12 「くだらない」、「つまらない」
- 1.13 「それ、悪くないね」
- 1.14 口癖に「ありがとう」の言葉がない
- 1.15 「一応、やってみます」
- 1.16 「頑張ります」
- 1.17 「もし、失敗したら」
- 1.18 「なんでもいいよ」「どっちでもいいよ」
- 1.19 「安くしますよ」
- 1.20 「どうすれば、いいんですか??」
- 2 仕事ができない人の特徴
- 3 仕事できない人にならないための改善方法
- 4 【まとめ】仕事ができない人になる口癖
仕事ができない人になる20個の口癖
- 「なるほど」「確かに」
- 「でも」「だって」
- 「私では、ありません」
- 「そんなの無理ですよ」
- 「みんな、やっているから」
- 「別に、いんだけどさ」
- 「○○みたいな感じ」
- 「疲れたな」「うんざりだよ」
- 「昔は良かった」「あの時代は楽しかった」
- 「しょうがない」「仕方ない」
- 「ありがとう」の口癖がない
- 「一応、やってみます」
- 「頑張ります」
- 「もし、失敗したら」
- 「なんでもいいよ」「どっちでもいいよ」
- 「安くしますよ」
- 「どうすれば、いいのですか」
「なるほど」「確かに」
同意した上で、
反論や自分の意見を言う時に使われます。
しかし「なるほど」と言っておけば、相手に好かれると勘違いしている人がいます。
心から納得して1,2回使用するなら問題ありませんが、何度も使用して話を聞いてなかったり、「確かに」で会話が終わってしまう人は、逆効果です。
「 でも」「だって」
仕事ができない人の特徴で、第1位が言い訳する人です。
なので、言い訳している癖がある人は、仕事ができない人だと思われている可能性があります。
言い訳する人の心理は、
- 自分のプライドを守りたいので、非があることを認めたくない
- 言い逃れをして、その場から立ち去りたい
- 怒られるのが怖い
「なぜ言い訳したくなるのか」を考えて、行動を見つめ直してみましょう。
「私では、ありません。」
実例がありますので、紹介させてください。
工場で、バイク通勤をしている先輩がいました。
工場内は、フォークリフトや歩行者が通るので、減速して走行するので追い越しは厳禁です。
しかし先輩は、スピードが遅いトラックを追い抜き、爆走。
後日、トラックを運転していたおじさんが「昨日、白のバイクでトラック追い越しヤツ誰だ!?」と乗り込んできたのです。
普通この状況で、
言い訳できないですよね!?
しかしその先輩は、
「俺じゃないし、証拠はあんのかよ!?」
逆ギレですよ。
言い訳を通り越して、責任を誰かに押し付けようとしたのです。
もちろん先輩は、仕事ができません。さらに人間的に問題ある人だと改めて気付かされましたね。
「そんなの無理ですよ」
上司から、来月は2倍の売り上げを命令されて「無理です」と断るのは正解です。パワハラになる言葉で、仕事の過大要求になるからです。
しかし、まだやってもいないことを「無理です」と断ったり、「どうせ無理だ」と思って仕事をしていると、どんどん先がなくなっていきます。
なぜなら、周囲の人たちに「私には能力がないので、諦めています」と言っていることになるからです。
「みんな、やっているから」
「横断報道。みんなで渡れば、怖くない」
赤信号なのに、みんなで渡っている可能性があります。
本質じゃないことを「みんなやっているから」自分も思考停止になってやってしまうことがあります。これは、ソロモン・アッシュの同調圧力が原因です。
【アッシュの同調圧力とは】
サクラが7人(間違った答えを知っている人)が全員、不正解を出した場合、75%の人はサクラと同じ、不正解を選んでしまうこと。
このことから、効率が悪い作業、無意味の会議など「みんなやっているから」という理由で、自分もやっている人は、要注意です。
会社のルールには従うけど「常識を疑う」ことを忘れないでくださいね。
「どうせ自分は、○○なんだよ」
社会に過剰な期待をしてしまい、結果が思うようにならなかった時に「どうせ自分は、、、」と必ず一度は思いますよね。
しかし、これが口癖のようになってしまうと「学習性無力感」になってしまいます。
学習性無力感とは、目の前に飛び込んだチャンスにも「どうせ自分にはできない」と思ってしまうこと。
これでは、転職も出世もできない状況になってしまうのです。
「別に、いいんだけどさ」
不満なのに「別に、いいんだけどさ、〇〇なんだよね」と前振りしてくる人いませんか!?
別に気にしていないなら、言わなくていいですよね。でも自分は、こんなことでは気にしないことをアピールしておいて、ネガティブなことを伝えたい心理が隠れています。
この言葉を聞いた瞬間、周囲の人は気分が落ち込むことも知らずに。
「○○みたいな感じ」
友達との会話に、
よく使われる言葉ですね。
しかし仕事になると、曖昧な表現として相手からは不快に思われることがあります。
相手との争いを避けてたい気持ちはわかりますが、争いを避けられても指示が明確でないと、完成されてきた製品やサービスも中途半端になってしまいます。
なので、曖昧な表現はしないよう注意しましょう。
「疲れたな」「うんざりだよ」
ストレスを発散したくて、疲れる時ありますよね。
私もトラブルが起きた時や、突発的に仕事が重なった時は「疲れたな」って思います。
しかし、この言葉が口癖になると、疲れてないのに「疲れた」と感じるようになってしまうのです。
私がブラック企業に勤めていた時、
上司がいつも
「はぁぁ」
ため息をつくのが日常でした。
それを聞いた周囲の人は、明るい話題を出してはいけないと思うぐらい、雰囲気が悪くなったのです。
「昔は良かった」「あの時代は、楽しかった」
大企業に勤めていた頃、おじさん達が過去を美化していました。
「あの頃は、昼から酒飲んで、夜も接待。ほとんど仕事してないけど、ノルマは簡単に達成して、給料はどんどん上がっていったんだよ。」
たまたま特別な時代を生きられた人なので、気持ちはわかります。私も学生の楽しかった時期と、社会人になった頃を比べると、天と地ほど違います。
しかし現実を見ないで、過去にいつまでも取り憑かれている人は、仕事ができない人です。
「しょうがない」「仕方ない」
使用する場面にも異なりますが、まだ選択の余地があるのに「しょうがない、これで諦めるか」と言ってしまったら機会損失になってしまいます。
AKB48を世の中に出した、有名な音楽プロデューサーの秋元康さんは、締め切り期限ギリギリまでアイディアを練りまくると言われています。
天才とか才能など関係く、期限ギリギリまで諦めない人が良いサービスや商品が生まれることは誰でも知っていることです。
「しょうがない、仕方ないよ」これが口癖になると、チャンスを失い成功しない「人生、こんなもんだよ」と諦めてしまうのです。
「くだらない」、「つまらない」
物事を斜めから、俯瞰してみることは、大事です。
しかし世の中には、自分はくだらないと思うことでも他の人は、お金を払ってでも体験したいことがたくさんあります。
物事に「そんなの、くだらない」と口癖になっている人は、自分が他の人より仕事ができると錯覚しています。なので、もう成長することは難しいでしょう。
「それ、悪くないね」
普段褒めない人が「悪くないね」と言われたら、少し嬉しいですよね。
しかし、
「それ、いいね!!」
って言われた方が、やる気出ませんか!?
素直に部下を褒めないで、部下のやる気を上げられない上司は、仕事ができない人です。
この口癖は、仕事以外にも使用すると異性から嫌われます。
「一生懸命作った、正月のおせち料理」や「予約の取れない高級レストラン」を食べても「悪くないね」と言われたらどう思いますか??
口癖に「ありがとう」の言葉がない
感謝の言葉は、仕事を円滑に進めるためには必須の言葉です。
参照 : エンジャパン ユーザーアンケート調査から筆者が作成
ありがとうが言えない人は、相手にやりがいを与えないし、感謝されないので自分も仕事に対してやりがいをなくしてしまいます。
感謝できないい人の心理は、
- やってくれて当たり前
- 素直になれない
- 感謝されるような仕事をしていないから、自分も感謝していない
最初は照れくさいですが、言って損することはありません。ささいな仕事をしてくれた時でも、感謝の言葉を職場の人にかけてあげてください。
「一応、やってみます」
「一応、やってみます。」
「一応、完了しました。」
この「一応」は余計ですよね。
念の為という意味で「一応、確認しておきます。」という使い方なら問題ありませんが、「一応」の使い方を乱用すると相手に不信感を与えてしまいます。
「頑張ります」
具体的に何を頑張るのか明確じゃないと、自分も相手も何を頑張ればいいのかわからないし、やる気が伝わりません。
実は、私も言ってしまったことがあります。
就職面接の時、
面接官から「最後に何か質問ありますか?」
と聞かれた時に
「特にないです。頑張ります。」
と答えてしまったのです。
もちろん不採用。
そこで面接官に聞いてみたら、「最後の頑張りますは、意欲が感じられない」と教えていただきました。
「もし、失敗したら」
楽観的すぎて、失敗するリスクを考えないことは危険ですよね。失敗を考えすぎても「どうしよう、どうしよう」と行き詰まり、行動できなくなります。
これが口癖になってしまうと、
周囲にも
「そんなことしたら、反対されるよ」
「怖いから、辞めた方がいいよ」
と心配性を発揮してしまうのです。
周囲の仕事環境にも、挑戦する意欲がなくなり、行動が鈍いチームになってしまうのです。
「なんでもいいよ」「どっちでもいいよ」
自分に興味ないことは「なんでもいいや」と思うのが普通ですよね。
しかし、何事にも「なんでもいいや」と口癖になる人がいます。これでは、相手に関心がなくなり、つまらない人になる。
つまらない人には、一緒に仕事をしても楽しくないので、仕事を頼まなくなる。
この負の連鎖で、仕事ができない人になるのです。
「安くしますよ」
新規で獲得するお客さんに対して「安くしますよ」と言わないと買ってもらえない時は仕方ありません。
しかし、口癖になっている人は要注意です。
- クレームが起った時、誠意ではなく安易に値下げをしてしまう
- 仕入れの原価が上がった時に、値上げしにくい
- あなたから買う理由がなくなる
- 競合と価格競争になる
短期的には、安くして売り上げを数字は増えます。しかし長期的にお客さんは、「あなたから買いたい」と思わなくなってしまいます。
商品がどこでも安く買える時代に、人柄で勝負しないと価格競争に疲弊してしまうのです。
「どうすれば、いいんですか??」
本当にわからない仕事だったら、全部わからないので聞いても問題ありません。しかし、数ヶ月やっている仕事でわからないことがあったら、間違ってもいいので解決策を考えておきしょう。
と聞かれるたびに上司は、
と何も考えない部下に、イライラします。
みなさんは解決策を、丸投げしないでくださいね。
仕事ができない人の特徴
仕事ができない人の口癖に「でも、だって」を紹介した表を、もう一度見てみましょう。
油断すると、自分もやってしまいそうになる項目が多いですよね。
仕事できない人に疲れてる方は、下記の記事を参考にしてみてください。
それでは仕事できない人にならないために、次の項目で対策していきましょう!!
仕事できない人にならないための改善方法
原因を内的要因として考え、行動を変える
仕事できない人は、
- 自分のことしか考えていない
- 自分から行動しない
- 行動が遅い
この3点に集約されていますよ。
なので仕事ができる人になるには、この逆をやればいいのです。
- 無責任な行動はしないで、自分の責任で行動する
- 自分から行動する
- 行動を早くする
無責任な行動はしないで、自分の責任で行動する
なぜ仕事できない人は、無責任な行動をとってしまうのでしょうか。
それは、帰属理論を提唱したハイダーという心理学者が、外的要因と内的要因の2つのタイプで分けられると説明しております。
一方、内的要因の人は、自分に原因を求める傾向があります。
外的要因の特徴は、自分が悪いのではなく、他人や環境が悪いと思っていることです。外的要因が強すぎると、言い訳ばかりするようになります。
なので他人の責任にしているので、メンタルは落ち込みませんが、仕事の成果が出ることはありません。
逆に、内的要因の方が良いと思われますが、これに偏ると責任感が強すぎて、メンタルを病んでしまう可能性があります。
どちらが悪いというわけではなく、両方のバランスが取れた状態が理想ですね。
自分から行動する
お客さんとの会話、職場の人との打ち合わせなど、私たちの仕事は人と関わることが多いですよね。
会話が弾むように相手の好きなことを自分から調べたり、お客さんの気になっている情報を調べると仕事ができる人だと思ってくれます。
このように、人間関係も良くなり仕事が円滑に進むのに、なぜ仕事できない人は、自分から行動できないのでしょうか。
その原因は3つあります。
- 先延ばし癖がある
- 行動した後の利益を知らない
- 思考停止で、動けない
優先順位がつけられないで、他の重要ではない仕事から手をつけている可能性があります。なので、下記の表から仕事の優先順位を改めて見直してみましょう。
影響が大きい仕事とは、売上に直結する仕事です。
なので、自分から調べたり聞いたりすることは、簡単にできて売上に直結するので、最初にやるべき仕事なのです。
行動を早くする
行動が遅いと思われる場面は以下の3点です。
- 悩んで、意思決定が遅い
- 言われたことに反応しない
- 作業スピードが遅い
私は上司に「歩くスピードが遅い」と言われました。それは、仕事スキルや意思決定が自分に足りなくて、歩くスピードも遅くなっていたのです。
自分の細かな行動でも、他人は見ています。
しかし焦って行動してもミスが増えるだけですよね。なので、仕事ができる人の行動をチェックしましょう。では、仕事ができる地道な勉強と練習が行動を早くしているのです。
【3ステップ】仕事ができる人になれる口癖
ネガティブ思考を、いきなりなくすことは不可能です。
なので、ネガティブな言葉が思い浮かんだら、次の行動を取り入れる習慣を身につけてください。
- 「自分だけじゃない」
- 「なぜ、どうしてこうなったんだ」
- 「このままだと、こうなる」
1 . 自分だけじゃない
他にもっと苦しい人が世界中にたくさんいます。言い訳や、愚痴をいう前に「自分だけじゃない」と言ってみてください。これは、自己肯定感を上げる良い方法なのです。
- 奴隷のような労働環境で仕事をしている人
- マグロ漁船など命と隣り合わせの仕事
- 不健康で、そもそも仕事ができない人
自分の悩みが小さなことだと、改めて気付かされます。
その自分を俯瞰してみることで、次のステップで解決策が見えてきます。
2 . 「なぜ、どうしてこうなった」
トヨタ自動車の教育の一つに「なぜ??を5回繰り返せ」と指導されています。原因を突き止めるために、疑問を繰り返すことで深く物事を考えられるよになるからです。
仕事ができない自分を例にすると、
このように、解決策が見えてきます。
では、次のステップで見えてきた将来に対して、どのような対策をすれば仕事ができない自分から脱出できるのか見ていきましょう!!
3 . 「このままだと、こうなる」
なぜ思考ができるようになると、少し先の未来が見えてきます。
「このまま仕事できない人だと、人生の選択肢がなくなる」
と予想できた時、自分の行動がガラッと変わり戦略を立てられるようになります。
- 社内評価を上げて、出世を狙う
- 出世を諦めて、副業を始める
- 転職して、自分のスキル幅を広げる
この3ステップで、
仕事ができない人になってしまう口癖を言う前に、次の行動できるようになります。そして、いつの間にか仕事ができる人と同じ土俵に立つことができるでしょう。
【まとめ】仕事ができない人になる口癖
間違えないで
他人の夢を聞いて、素晴らしいと褒めるか、嘲笑うのかどっちが正解?成功者の口癖は、「素晴らしい」「できる」っていうプラス言葉が多いんだ。だから僕たちもこれを真似していこう。人は言葉通りの人生を進むようにできているから、プラス言葉を口癖にしようね。口癖で人生が決まる👍
— こんにい@サラリーマン起業1stステップ 専門家 (@konnii_1st) October 3, 2021
いかがでしたか。
社内から「仕事ができない人」になってしまったら、レッテルを剥がすことがとても難しくなります。
なのでご紹介した口癖を、できるだけ言わないように努力して「なぜ、このよな状況になったのか」深く考えるようにしてください。
仕事ができない人とは、無縁になる存在になれるでしょう。そして、皆さんの仕事が少しでも、働きやすい職場になるようお祈りしています。
最後まで読んでいただき、本当にありがとうございました。
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